SHIMOMURA LAB.
| INTERNAL | DAYBOOK | SITEMAP |
HOME ACTIVITIES RESEARCH ARTICLES MEMBERS LECTURES LINKS DOWNLOAD INFO NEWS
: アクセスマップ : : コンタクト情報 : : 論文集情報 : : サービス工学研究会に関するお問い合わせ :
:大学院進学を考えている皆様へ:

大学院への進学を考えている諸君へ

FOR CANDIDATES

■ 我々が大学院への進学を勧める理由

一般的に学部4年生(当学部では3年生後期)に進級すると、学生諸君は研究室への配属が決定し、学部生生活の集大成としての卒業研究に取り組むことになります。しかし、4年生が行う卒業研究は、多くの場合、指導教員や先輩から与えられる課題の達成にただひたすら集中し、受け身の取り組みに終始してしまいがちです。また、そのために与えられる期間も1年未満とごく僅かな時間しかありません。一方で、大学院の研究期間は通常2年から5年以上あり、この期間を十分に生かして、自ら進んで研究に取り組むことができれば、多くのスキルを獲得し、他に代えがたい経験を積むことができます。それらのスキルや経験は、大学院を経ない人生では到底得難く、その後の全生涯にわたって影響を与え続ける諸君にとっての貴重な財産となります。一方で、研究には『確実な正解』はありません。自らが積極的な姿勢で研究に取り組むことで、その手で「課題を発見」し、「解決への道筋を立て」、「自ら定める解を発見する」必要があります。この過程において、自分で「問題を発見する能力」や、「問題を解決する能力」、「解を定義する能力」を養うことが出来るのです。また大学院に進学することは、企業との共同研究など国内外の様々な人々と協働する機会や、学会などにおける研究発表の機会など、多数の人々に対して自身の考えを主張する機会が圧倒的に増加させ、結果として「自分の考えを他者に伝える能力」、「コミュニケーション能力」が確実に養われることになります。これら能力は今後の社会において活躍する上で必要不可欠な能力ですが、残念ながら現代の大学生の多くがこれらの能力を十分には有していないことが多方面で指摘され続けています。我々は、大学院への進学を通じて、これらの能力を鍛え、社会の第一線で活躍する人材を目指すべきであると考えます。

■ 当研究室で学べること

皆さんは大学の研究室に対して、どのようなイメージを持っていますか?

「より専門的な情報を得られる場」、「特殊な機材を使用して研究をする場」、「論文を執筆する場」、「学会に出席する」・・・

このようなイメージはあながち間違いではありません。ただここでは、上記とは少し違う、上記で紹介した『大学院進学の意義』とも関連する研究室における様々な具体的な活動を紹介します。

■ 組織を創るということ

当研究室の活動は、研究チームと呼ぶ小ユニットの活動が中心となっています。各研究チームでは、研究室全体の研究計画と照らし合わせながら、研究チームの目標を自ら定め、学生の自発的な問題提起を重視しながら、高頻度のディスカッションを通じて研究を進めます。学生は、学部3年生(10月以降)から博士課程前期2年生あるいはその先の博士後期課程3年に至るまでの間に、基礎的な研究や業務から段階的かつ確実にステップアップし、最終的には自身で組織をマネジメントするまでに至ります。このように当研究室では、組織的で、継続的かつ段階的な研究活動を通じて、プレゼンテーション能力、文章作成能力のみならず、組織を創るための能力を身につけることが可能です。



■ チャンスを掴む

当研究室では、多くの国内学会・国際学会等に対する積極的な研究発表を実施しています。学部4年生では最低1本、博士前期課程に進学後は少なくとも年間3本の論文を国内学会にて発表します。また、国内だけに留まらず海外においても積極的に研究発表を行なっており、学生がグローバルに活躍するためのチャンスを潤沢に用意しています。国際学会で研究発表を行うのは現状、主に博士前期課程以上の学生ですが、必要な能力とセンスさえあれば、学部4年生でも国際学会の場で発表することがもちろん可能です。



■ 実学の意味

当研究室は産業界と学術界の連携を非常に重要視しています。サービスという実践的なビジネスを対象とする研究に携わる以上、実社会でサービスを展開している企業や組織との共同研究を通じて、研究成果を実社会に還元するための活動が必然的に重要であるからです。従って、当研究室にとってキャンパス外の社会もまた研究室です。当研究室が行なっている産業界との連携活動の最たる例の一つが、サービス工学研究会です。サービス工学研究会では、複数の国内企業と国内研究機関との協働のもとでサービス工学に関する研究を進めています。また、サービス工学研究会活動とは別に、国内製造業との個別共同研究プロジェクトも数多く進めています。

■ フィールドは世界

当研究室では欧州を中心とする海外研究機関との国際的な共同研究活動に力を入れています。海外研究機関との共同研究活動では、少なくとも数週間、長ければ数ヶ月の単位でパートナー研究機関に滞在しながら研究を進めます。このような活動は、自分の視野を拡げ、国際社会で戦える人材になるための大変貴重な機会です。

■ 国際共同研究パートナー

・Technical University of Berlin (Germany)
・Fraunhofer Institute (Germany)
・Ruhr-Bochum University (Germany)
・Technical University of Darmstadt (Germany)
・Cranfield University (UK)
・Technical University of Denmark (Denmark)
・University UJF Grenoble (France)
・University of Bergamo (Italy)
・KTH: The Royal Institute of Technology (Sweden)
・Linkoping University (Sweden)
・Lulea University of Technology (Sweden)
・Blekinge Institute of Technology (Sweden)
・他多数

LAST UPDATED: 2012/8/12 (C) 2012 SHIMOMURA LABORATORY