“Partnerships for International Research and Education (PIRE): JUNCTION Japan-US Network for Clean Energy Technologies Involving Oriented Nanotubes”
地球温暖化やエネルギー資源の有効活用の観点から、排熱を高い効率で電気エネルギーへ再利用可能できる高性能な熱電変換材料開発、高速化・微細化が進むCPUなどの熱暴走を防ぐ為の放熱材料やペルチェ冷却デバイス開発、電力を利用せずに冷却する放射冷却技術、エネルギーコストが莫大で資源が有限な金属に代替する軽くて強く良好な導電性材料開発、このようなクリーンエネルギー技術開発は極めて重要な課題です。 本プロジェクトは、日米共同で配列CNTを主たる材料として用いたクリーンエネルギー技術開発を進めます。CNT分離精製技術や熱電物性研究に卓越した実績のある柳をはじめとする日本側研究グループと、大面積配列CNT薄膜作製技術や光物性研究で実績のあるKonoやCNTファイバ合成のPasquali、熱輸送計測のWehmeyerらをはじめとする米国側研究グループとが国際共同研究・教育を通して、配列したCNTを基盤とした実験・理論研究を推進し、配列したCNTを基盤としたクリーンエネルギー技術開発を行います。プロジェクト名の”JUNCTION”は、“国際交流”という意味合いと、研究対象として“接合界面”の意味合いもあります。このプロジェクトを通して、新たな“交流”そして新たな研究発展を推進していきます。