研究センターについて

本研究センターは、2021年度末で終了した“超伝導理工学研究センター”を継続発展させた形で、2022年度より新たに発足したセンターです。ナノスケールの物質群に現れる量子電子構造、また超伝導や強相関現象などを広く量子現象として捉え、そのような量子現象が現れる物質群(量子物質)を軸に、理学・工学の学術領域の教員が横の連携を通して、新たな知と技術を創出することを目指す研究センターです。理学研究科物理学専攻や化学専攻において、新たな量子物質(ナノ構造物理、超伝導、強相関物質など)の物質創製を研究している教員や、電気・熱・分光測定手法を駆使して物性研究を行っている教員と、システムデザイン研究科機械システム工学域において表面・ナノ・マイクロデバイスを対象に研究を行っている教員が、分野横断的に連携することを目標としたセンターです。理学研究科において創出する新規ナノ構造・超伝導・強相関物質などに対して、工学の分野である微細加工技術・応用技術を融合することにより、都立大独自の研究テーマを開拓し、新たなる量子現象や量子応用を実現することを目標とします。どのような成果が生まれるか楽しみにしてください。