分子物理学 金曜日1限目(2008年度〜)


授業概要
 分子中にある多くの電子の運動を記述するシュレジンガー方程式が
どのようにして解けるのかを,厳密解法,変分法的近似解法,
Hartree-Fock方程式に代表される分子軌道法,電子相関を考慮した
電子論,等を講述し,分子物理学の入門となることを目的とする。
 また電子波動関数の特質を理解することにより,化学結合の特徴,
分子物性の発現,化学反応性について考察する。

授業内容(予定)
4月11日(金) 分子のシュレーディンガー方程式 資料
4月18日(金) He原子のシュレーディンガー方程式を解く資料
4月25日(金) 近似法解法:変分法と摂動法資料
5月 9日(金) 演習1資料
5月16日(金) 電子スピンとパウリ原理
5月23日(金) 多電子系とスレーター行列式
5月30日(金) 休講の予定
6月 6日(金) Hartree-Fock法
6月13日(金) 演習2
6月20日(金) ab initio分子軌道法
6月27日(金) 電子相関を考慮した電子論
7月 4日(金) 分子の電子構造
7月11日(金) 波動関数から分子物性を求める
7月18日(金) 波動関数から化学反応を予測する


成績評価
毎回の出席代わりのレポート提出や時々実施する講義中の演習問題の提出
で評価する。但し、あくまで提出物は出席代わりであり、内容よりはむし
ろ出席を重視する。講義日数が14日あるとすれば10日ぐらい出席なら
最低限の単位認定はする。


戻る