心理学教室の特徴

この大学の心理学研究室の特徴は、現代心理学のさまざまな領域に広く関わっているということにあります。そこで、学生や院生は、さまざまな領域を包括的にバランスよく学び、先進的な人間行動研究を研鑽することができます。しかも少人数の教育で学ぶことができます。 私たちがふだん人間性として見ているものが、心理学を通すことによって、情動、認知、社会性、文化などさまざまな機能や構造の関わりから生まれるものであることに気づかされます。さらに、実験や観察などを介して、もっと深い理解に向かうような「研究」にたどり着きます。人間がなしている環境への適応や不適応がどういうものだったのか理解し、変化を予測したりすることもできるようになります。ときには発達や臨床と結びつけた理解を深めることにも結びつきます。 この大学では、心理学以外の分野でも心理学の専門科目を学ぶことはできます。しかし心理学分野を専修することによって初めて習得できる科目もあります。それらは実習や初歩的な研究の指導を受けることであります。2年次以降、実験実習や研究指導などをへて、学生は研究大学院に進めるだけの基本的な内容を学ぶことができます。 2年次には、心理学基礎演習、心理統計学、心理学実験(基礎実験といわれるもの)を中心に学びます。3年次には、専門科目と、領域ごとのゼミ単位で行われる心理学方法論演習2(特別研究といわれるもの)という初歩的な研究を行います。4年次には、専門科目と心理学方法論演習3を履修し、各ゼミで指導を受けながら卒業論文を書きます。以上が多くの学生に標準的にすすめている心理学独自の科目です。

心理学実験(基礎実験)の様子 心理学方法論演習2(特別研究)ポスター発表会の様子 心理学方法論演習3(卒業論文)口頭発表会の様子







Copyright © Department of Human Sciences [Psychology], TMU. All rights reserved.