セラピストにむけた情報発信



講演@熱川温泉病院




2018年11月19日
11月14日に,静岡県にある熱川温泉病院にて講演を行いました。地域リハビリテーション強化推進事業セミナーとしてのイベントであり,近隣の病院からも多くのセラピストの方々がご参加くださいました。

「知覚・認知からみた身体運動制御と学習」というタイトルのもと,約2時間にわたり話題提供をいたしました。

運動制御や学習を考えるうえで,知覚の機能に着目する意義を説明するのが主たる目的です。これは単に,「白内障・緑内障で眼が見えにかったり,深部感覚障害があったりすると,運動に支障がある」といったことを主張しているのではありません。運動の本質が,“あらゆる状況で意図した行為を実現すること”にあることと捉え,その上で,状況の知覚とそれに基づく運動の調整が欠かせないことを主張しています。

参加者の方々がとても熱心に話を聞いてくださったおかげで,話し手としてはあっという間の2時間でした。話題提供終了後には,参加者の方々から様々な質問もいただきました。質問に対する回答を通して,より実践的な情報を提供できたと感じており,質問者の方々に感謝する次第です。

本講演は,熱川温泉病院の櫻井靖一郎氏と下堂薗花枝氏のご尽力により実現したものです。お二人とは,本年3月に行われた生態心理学系の講演会ならびに9月の生態心理学会にてお会いしました。限られた時間の中で有意義な交流ができ,講演のチャンスまで頂きました。心から感謝申し上げます。

熱川温泉病院のスタッフの皆様とは,懇親会でのフランクな会話も含め,とても充実した時間を過ごすことができました。小山内隆部長をはじめ,スタッフの皆様ありがとうございました。


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