セラピストにむけた情報発信



第13回行動発達研究会




2018年5月28日
日本赤ちゃん学会が後援の研究会にて,話題提供をいたしました。

「知覚に根ざした運動制御・運動学種-発達への示唆」という内容で話題提供をしました。知覚に着目して行動発達の問題を捉えることの意義を伝えつつ,幼児の問題に興味を持ってくれた大学院生達の研究を紹介しました。

講演では,”知覚”をさらに3つのキーワードに落としこみました。”運動の知覚的調整”,”知覚運動制御”,”予期的制御”です。それぞれのキーワードに関する話題と,発達への示唆について解説しました。

今回が13回目となるこの研究会は,理学療法士・作業療法士の方々を中心に,参加者が毎回100名を超える研究会です。第11回大会では,腹側系・背側系の情報処理の研究で著名なMelvin Goodale氏も招聘されるなど,国内外の様々な研究者が発表されています。多賀厳太郎先生(東京大学)が全体を総括されていることもあり,学術的な雰囲気を大事にしている研究会です。研究の知識をピュアに取り入れようとする姿勢が,会場全体から伝わる研究会でした。

研究会代表の中野尚子先生(杏林大学)には,懇親会の二次会にまでお付き合いいただき,様々な話題を楽しみました。事務局長の儀間裕貴先生(鳥取大学)に,今回ののチャンスを作っていただきました。ここに記して謝意を表します。


     
     
     


(メインページへ戻る)