セラピストにむけた情報発信



バイオメカニズム学会誌特集 「空間認知能力を形成するメカニズム」




2018年1月5日
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

バイオメカニズム学会誌にて, 「空間認知能力を形成するメカニズム」という特集が組まれましたのでご紹介します。

近日中に,J-stageでも閲覧可能になるかと思われます。

以下の論文が含まれています。
「空間認知と輻輳眼球運動」(小髙泰氏)
「眼球・瞳孔・調節運動の動特性と予測的制御」(梅本峻矢氏,他)
「空間認知における前庭動眼反射適応のメカニズム」(加藤明氏)
「重力空間の知覚と運動行動」(久代恵介氏,他)
「空間知覚:物体の運動知覚に関与する視覚-前庭情報統合の神経基盤」(佐々木亮氏)
「空間におけるGaze(注視点)制御の特性」(小野誠司)

主として,サルを用いた神経科学的な研究をベースとした論文が多い特集です。このため,空間認知に必要な様々な能力が,脳のどのような働きによって実現されているかということについて,豊富な情報を得ることができます。

いずれの論文においても,各テーマにおける重要な問題は何かということが,冒頭にわかりやすく示されています。これらの文書を拾い読みするだけでも,現在の研究動向を概略的に知ることができます。



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