セラピストにむけた情報発信



阪奈中央リハビリテーション専門学校同窓会記念研修会




2011年8月30日
8月28日に,阪奈中央リハビリテーション専門学校の同窓会記念の研修会にて講演をいたしました.

同窓生のおひとりである森井裕太氏にお声掛けいただいたことで,今回の研修会担当が実現しました.また講演準備に当たっては,本大会の準備委員長であります奥野博和氏にサポートをいただきました.

今回は講演時間が5時間と,比較的長丁場の担当となりました.ここまで長時間発表する機会はなかなかありませんので,前日までは若干の不安もありましたが,無事終了することができました.

以下,講演内容です.
●知覚・認知機能と身体運動の不可分性
●歩行の視覚運動制御
 ・研究Ⅰ:知覚認知からみた高齢者の転倒リスク
 ・研究Ⅱ:脳卒中片麻痺患者における歩行中の視線の役割:下方へ向ける理由
●動きの中で知覚される歩行空間と身体との関係
 ・研究Ⅰ:アメフト選手の防具適応に学ぶこと
 ・研究Ⅱ:歩行中の空間認知
●身体意識と身体運動
●生態心理学の考え方
● 臨床応用における患者のこころの問題

聴講された参加者の皆様も,相当お疲れのことと思いましたが,温かい目で見守ってくださり,様々な話題に耳を傾けてくださいました.講義終了後に頂いたご質問も,これまであまり考えてこなかった視点からのご質問もあり,個人的には勉強になりました.

スタッフの皆様には,こちらが申し訳なくなるほど,細部にわたって大変気を使っていただきました.講演終了後には,奥野氏・森井氏にわざわざ車で送迎いただきましたが,車中での話題も多岐にわたり,楽しい時間を過ごすことができました.

本研修会に携わったすべての皆様に感謝申し上げます.関西方面での発表の機会は限られていることから,こうしたことをきっかけに,新しい交流の輪が広がれば幸いです.

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