【アーカイブ:2013年】 セラピストへ向けた情報発信

2013 12 24 状況判断能力(アフォーダンス知覚能力)の発達的変化
(Ishak et al. 2014)
2013 12 17 講演:NPO法人Players主催,「運動支援の心理学-知覚・認知を活かす」
2013 12 9 隙間通過時に見られるパーキンソン病患者のすくみ足:
イメージ能力が関連?(Cohen et al. 2011)
2013 12 2 隙間通過場面に見られるパーキンソン病患者の“すくみ足”に関する研究
(Cowie et al. 2012)
2013 11 25 空間知覚が心身の状態の影響を受ける理由:
Motor-planning説(Kirsch et al. 2013)
2013 11 18 Quiet eye:運動開始前の視線固定に意味はあるか?
(Klostermann et al. 2013)
2013 11 11 本学大学院作業療法学域講義
「運動から活動へ~認知心理学からのアプローチ~」
2013 11 5 日本スポーツ心理学会第40回大会
ワークショップ「運動学習の最新理論」
2013 10 28 第69回日本生理人類学会大会
シンポジウム「ヒトの随意運動制御メカニズムの解明
2013 10 21 サッカーのキックは右に外れる?-疑似的空間無視との関係について
(Nicholls et al. 2010)
2013 10 15 業績紹介:Multi-target stepping課題を用いた介入の転倒予防効果
(Yamada et al. 2013)
2013 10 7 講演@第14回東京臨床理学療法研究会
2013 9 30 歩行中の接触に見られる左右差と疑似的空間無視:
実は左接触有意?(Hatin et al. 2012)(その2)
2013 9 24 歩行中の接触に見られる左右差と疑似的空間無視:
実は左接触有意?(Hatin et al. 2012)(その1)
2013 9 17 話し言葉でメッセージを伝えるためのtips:
放送大学の教材作りから学んだこと(その2)
2013 9 9 話し言葉でメッセージを伝えるためのtips:
放送大学の教材作りから学んだこと(その1)
2013 9 2 首都大学東京オープンユニバーシティ「知覚・認知から見た運動支援」
2013 8 28 講演@第5回スポーツ視覚研究会
2013 8 20 極細の通路を歩行する際の視線行動:バレエダンサーと一般者の比較
(Panchuk et al. 2011)
2013 8 9 隙間通過行動に関する最近の研究紹介(2)
:高齢者の隙間通過行動に対する場面の危険度の影響
2013 8 5 隙間通過行動に関する最近の研究紹介(1)
:隙間通過に対する意図が通過様式に及ぼす影響
2013 7 29 講演(理学療法士講習会@徳島,
徳島県認知リハビリテーション勉強会)
2013 7 22 首都大学東京オープンユニバーシティ講座
「身体感覚とリハビリテーション」
2013 7 16 学会報告:国際生態心理学会@ポルトガル
2013 7 5 ビデオカメラの映像記録に基づく日常環境での転倒の実態調査
(Robinobitch et al. 2013)
2013 6 28 国際姿勢と歩行学会(ISPGR)@秋田
2013 6 21 活動報告:本研究室主催ワークショップを終えて
2013 6 17 講師紹介:6月19日のワークショップ
2013 6 10 自著近刊本 「運動支援の心理学:知覚と心理を活かす」
2013 6 4 研修会:Intake & outputリハビリテーション研修会@広島
2013 5 27 自著紹介:歩行の視覚運動制御に関するレビュー論文(Higuchi 2013)
2013 5 21 模倣動作のサポートに効果的な手本動作の視点(Watanabe et al. 2013)
2013 5 14 歩行中の下方周辺視野の機能:下肢動作の微調整
(Graci et al. 2010)
2013 5 7 段差を降りる際の視覚運動制御:下方周辺視野の影響
(Buckley et al. 2011)
2013 4 30 隙間通過判断に見る車いすの車両感覚:事前の運転経験で得られる情報
Yu et al. 2012
2013 4 22 バーチャルリアリティ環境を用いた交差点を渡る能力の評価
(Plumert教授の研究成果)
2013 4 18 講演@長崎県愛野記念病院
2013 4 8 移動能力の転移:歩行と車いすの不連続性 Kunz et al. 2013
2013 4 1 立位姿勢制御に必要な注意資源:視覚の有無の影響
 (Remaud et al. 2012)
2013 3 25 視線は歩行の先導役:視覚情報以外の重要な情報
2013 3 19 隙間通過時の接触回避行動:身体の側方と頭上での接触回避の違い
(Franchak et al.2012)
2013 3 11 Human Movement研究会@首都大学東京
2013 3 1 3月9日(土)はHuman Movement研究会です
2013 2 25 絶好調のバッターはボールが止まって見える:
行為能力が知覚認知にもたらす影響に関するWitt氏の功績
2013 2 13 バランス能力の低い高齢者における注意切り替え能力:
Hawkes et al. 2012
2013 2 4 褒めることの運動学習効果:Sugawara et al. 2012
2013 1 28 脳卒中患者における障害物回避動作:デュアル・タスク能力の観点から.:
Smulders K, et al. 2012
2013 1 21 運動観察の効果を運動イメージの組み合わせにより高める:
Tsukazaki et al. 2012
2013 1 15 Human Movement研究会を3月に開催します
2013 1 5

2013年もよろしくお願いいたします.


 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.