【アーカイブ:2012年】 セラピストへ向けた情報発信

2012 12 25

高齢者の隙間通過行動:行動と知覚判断の関連性(Hackney et al. 2013)

2012 12 17

保健医療科学研究会,講演
「運動学を臨床で活かす-知覚・認知と運動学-」

2012 12 10

NPO 法人「Players」設立準備記念講演会
『身体感覚からみた運動支援』

2012 12 3

本紹介「注意と安全」

2012 11 26

「技の伝承」(日本スポーツ心理学会シンポジウム)

2012 11 19

業績報告:隙間通過時の体幹回旋角度調整のルール
(Higuchi et al. Plos One)

2012 11 12

プリズム順応を利用した半側空間無視のリハビリテーション:
レビュー(Newport et al. 2012)

2012 11 5

リーチング動作における知覚と運動の乖離:レビュー(Goodale 2011)

2012 10 29

身体の動きをモニタリングする介入は直後の立位姿勢動揺量を
減少させる:Yasuda et al. 2012

2012 10 22 スポーツ選手の知覚判断能力に学ぶ学習の特殊性:Weast et al. 2011
2012 10 15 Senstyle主催,歩行フォーラム@神戸,参加報告
2012 10 9 正確な着地を要求する歩行課題における視線行動と転倒リスク:
状態不安の関係(Young et al. 2012)
2012 10 1 本紹介「“ながら力”が歩行を決める」
2012  9 25 講演@旭川リハビリテーション病院
2012  9 20 中心視野欠損高齢者の歩行特性 Timmis et al. 2012
2012  9 14 日本心理学会ワークショップ「身体化された精神-動きから意識を考える-」
2012  9 10 パーキンソン病患者の歩行:視覚情報への依存度: Vitorio et al. 2012
2012  9 4 科学研究費プロジェクト:シンポジウム@オランダ
2012  8 27 ラバーハンドイリュージョン研究のレビュー:Ramakonar et al. 2011
2012  8 20 首都大学東京オープンユニバーシティ
「知覚認知から見た身体運動」
2012  8 9 研修会@亀田総合病院
2012  8 3 科研費講習会@聖隷クリストファー大学
2012  7 30 高齢者の歩行イメージ能力:Personnier et al. 2010
2012  7 23 理学療法士講習会「身体知覚と運動学習」@徳島文理大学
2012  7 17 錯視物体に対する足上げ動作は錯視にだまされるか?:
Elliott et al. 2009
2012  7 10 Senstyle主催,歩行フォーラム参加報告
2012  7 2 国際姿勢と歩行学会(ISPGR):参加報告
2012  6 21 国際姿勢と歩行学会(ISPGR)に行ってきます
2012  6 21 脳卒中片麻痺患者におけるオプティックフローの知覚に基づく進行方向修正:Lamontagne et al. 2010
2012  6 18 2012年度運動学習研究会
2012  6 11 脳卒中患者における歩行中の方向転換動作:視線・頭部・体幹の協調:
Lamontagne et al. 2009
2012  6 4 夏の首都大学東京オープンユニバーシティ講座について
2012  5 28 トレッドミル歩行:視覚フィードバック情報に基づく潜在的歩幅修正
Kim et al. 2012
2012  5 21 東京大学・原正之先生との交流
2012  5 14 樋口研究室の新スタッフ紹介
2012  5 7 幼児の知覚判断能力:母親の指示の影響:Tamis-LeMonda et al. 2008
2012  4 27 多様性練習の運動学習効果に関するレビュー:Kantak et al. 2012
2012  4 20 多様性練習の効果に関わる脳部位:Kantak et al. 2011
2012  4 16 本紹介:錯覚の科学
2012  4 10 乳児の知覚判断:リスクの高い環境設定における測定の重要性
2012  4 2 招待講演@イリノイ州立大学
2012  3 21 開口部へのリーチング動作に見られるアフォーダンス知覚
:Ishak et al. 2008 _part 2
2012  3 14 開口部へのリーチング動作に見られるアフォーダンス知覚
:Ishak et al. 2008 _part 1
2012  3 7 訃報:David Winter氏
2012  3 1 スノーボードのターン動作に学ぶ運動支援
2012  2 24 運動の多様性練習の効果2:新しい説明 Huet et al.2011
2012  2 18 運動の多様性練習の効果1:一般知識
2012  2 13 Senstyle主催「脳科学から歩行を科学する:
歩行の神経制御とバイオメカニクス」
2012  2 6 第3回Human Movement研究会@札幌医科大学
2012  2 3 脳卒中患者を対象とした長期間の運動観察のリハビリ効果:
Ertelt et al. 2007
2012  1 28 高齢者における観察学習の効果 Celnik P. et al. 2006
2012  1 21 TMSを用いて運動の観察とイメージの効果について考える:
Loporto et al. 2011
2012  1 16 パーキンソン病患者にみられる歩行中のすくみ足に関する調査研究:
Rahman et al. 2008
2012  1 10 パーキンソン病患者における歩行軌道の左右偏奇を作り出す要因:
Davidsdottir et al. 2008
2012  1  5 本年もよろしくお願いいたします

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.