【アーカイブ:2011年】 セラピストへ向けた情報発信

2011 12 27 今年もお世話になりました
2011 12 19 実験機器紹介:ムービングドア
2011 12 12 埼玉県みさと総合リハビリテーション病院の院内研修会
2011 12 5 Senstyle主催,歩行フォーラム@神戸
2011 11 28 東京都リハビリテーション病院院内研修会
2011 11 21 senstyle主催,歩行フォーラム@首都大学東京
2011 11 14 隙間の通り抜け行動がタイトな服の着用時に正確になる可能性
Lopresti-Goodman et al. 2010
2011 11 7 長野県理学療法士協会主催 第20回市民公開研修会
2011 10 31 東京学芸大学・奥住研究室との交流
2011 10 24 論文の公表と他者からの引用
2011 10 18 複雑な路面上を歩行する際の高齢者の歩行:視線と方向転換の観点から
Yamada, Higuchi et al. in press
2011 10 11 パーキンソン病患者における視覚誘導性の歩行改善:
注意誘導か,オプティックフローの利用か (Ferrarin et al. 2008)
2011 10 3 最大リーチ距離に対する判断精度と転倒の関係:Butler et al 2011
2011 9 26 長崎北病院勉強会 「知覚・認知と身体運動」
2011 9 20 連載200回:ご支援ありがとうございます
2011 9 12 パーキンソン病患者の歩行:通路の補助線による
歩行改善の効果に関する一考察 (Lebold & Almeida 2011)
2011 9 6 環境の中で統合される身体感覚(月刊トレーニングジャーナル特集)
2011 8 30 阪奈中央リハビリテーション専門学校同窓会記念研修会
2011 8 24 科研費プロジェクト:
複雑な実環境で形成される知覚-行動系の実験的研究
2011 8 15 首都大学東京OU講座「知覚認知とリハビリテーション」 vol.2
2011 8 9 首都大学東京OU講座「知覚認知とリハビリテーション」 vol.1
2011 8 3 歩行中の移動距離の知覚
2011 7 27 理学療法士講習会@徳島文理大学
2011 7 21 2人で通り抜ける隙間の知覚:Davis et al. 2010
2011 7 15 他者の行為能力を正確に推測するプロセス(2)
2011 7 8 他者の行為能力を正確に推測するプロセス(1)
2011 7 2 他者との協同行為の認知科学:
Experimental Brain Research特集号(2011, vol211)
2011 6 25 身体の動きをモニタリングする介入は直後の姿勢動揺量を減少させる
Yasuda et al. in press
2011 6 20 行為の選択(アフォーダンス知覚)に及ぼす頭部拘束の影響:
Yu et al. 2011
2011 6 13 行為の選択は身体スケールではなく行為スケールに基づき遂行される
Wilmut et al. 201
1,他
2011 6 6 身体運動学セミナーⅢ in 埼玉「知覚・認知と身体運動の基礎と応用」
2011 5 30 運動イメージを利用した歩行のリハビリテーション:Malouin et al. 2010
2011 5 23 2011年度日本理学療法学術大会:関連発表
2011 5 19 運動イメージと観察の実践応用を考える:Holmes et al. 2008
2011 5 12 運動イメージがもたらす筋肉の柔軟性の向上:Guillot et al. 2010
2011 5 6 荷物を持って段差をまたぐことの認知的負荷:Hawkins et al. 2011
2011 4 28 視野制限下での歩行-脳卒中片麻痺者の場合:吉田啓晃他,2011
2011 4 25 視野制限下での歩行中の障害物回避:Jansen et al. 2011
2011 4 18 移動行動固有の空間認知は存在する?:隙間の通り抜け行動に
基づく考察,Fujikake et al. 2011
2011 4 11 複雑な路面を歩行する際の着地の精度と転倒:Yamada et al. in press
2011 4 4 デュアルタスク状況下の歩行能力:
非運動性デュアルタスクに基づく訓練効果?
2011 3 29 保健医療科学研究会:知覚・認知から見た身体運動学
2011 3 23 現在の状況
2011 3 18 被災地にいる君へ
2011 3 15 Jeffrey B Wagman氏の来日,そして地震
2011 3 7 第2回Human Movement研究会
2011 3 1 パーキンソン患者における隙間通過時のすくみ足:
視覚運動制御の観点から(Cowie et al. 2010)

2011 2 24 スノーボードと運動学習
2011 2 14 体幹・頭部の空間定位と頸部の固有受容感覚情報
2011 2 7 YICリハビリテーション大学校 同窓会講演
2011 .2. 1 オプティックフローに基づく視覚歩行制御を支える脳活動:
Billington et al. 2010
2011 .1 25 学会報告:京都府理学療法士学会
2011 .1 19 近接空間と遠位空間における注意バイアスの乖離
2011 .1 14 遠位空間の注意バイアス:移動行動への影響 - Nicholls et al. 2010
2011 .1. 3 痛みの発生機序となる脳内の知覚運動ループの破たん:
住谷昌彦氏の発想その2

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.