【アーカイブ:2008年】 セラピストへ向けた情報発信
  
2008.12. 24 今年もお世話になりました
2008.12. 17 運動イメージとリハビリテーションに関する最近の研究
(Thanks to 安田和弘氏,門馬博氏)
2008.12. 15 理学療法士・山本尚司氏との交流
2008.12. 1 文献紹介9 「脳の情報表現を見る」
2008.11. 19 視線行動と身体運動:“Quiet eye”
2008.11. 10 【自著紹介】「身体運動学-知覚・認知からのメッセージ」(三輪書店)
2008.11. 4 歩行中のバランス維持:頭部の安定性にみる知覚系と運動系の不可分性
2008.10. 30 体操選手に学ぶ立位姿勢制御
2008.9.30 文献紹介8-脳の学習力-子育てと教育へのアドバイス
2008.9.29 文献紹介7-運動行動の学習と制御
2008.9.16 健常者の線分二等分課題は正確か?-Pseudoneglect
2008.9.10 半側空間無視とプリズム順応
2008.8.8 小・中規模の国際学会の魅力
2008.8.6 運動の意図にアクセスする新しいパラダイム(国際心理学会報告2)
2008.7.30 文献紹介6-脳は奇跡を起こす
2008.7.29 fMRIを用いたニューロフィードバック (国際心理学会報告1
2008.6.27 コーチング2
2008.6.16 コーチング1
2008.6.6 学会・研究会報告3-運動学習研究会を終えて
2008. 5. 29 立位姿勢制御-バランスの多様性
2008. 5. 16 文献紹介5-生態心理学に関する本
2008. 4. 23 視線に注目するリハビリテーション
2008.4.10 メンタル・ローテーション課題の持つ可能性-山田実氏の研究成果から
2008.3.5 文献紹介4-意識に関する本
2008.2.1 オプティックフローの有用利用は学習の産物:Perceptual attunement
2008. 1. 29 デュアルタスク条件下の立位姿勢制御
2008.1.22 OU講座を終えて
2008.1.15 高齢者の運動イメージはどの程度正確か

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.