大学選び、どうする?

大学選び、どうする? 大学選び、どうする? 大学選び、どうする? 大学選び、どうする?

自分の興味・関心がおよそどこにあるのか、大学でどんなことをやってみたいかということを意識できるようになってきたら、大学選びという次の選択をすることになると思います。
ここでは、大学がどういうところか、大学を選ぶときにはどんなことに気をつけたらよいかを
お伝えします。

  1. 01 大学は
    どういうところ?

    高校までとは異なり、大学は「研究」すなわち「教科書に書かれていない、まだ答えがでていない問いに取り組む」ところです。大学での研究は大学の先生を中心にして行われ、学生は指導を受けながら先生と一緒に研究を進めます。つまり、大学でできる研究は、ほとんどがその大学の先生が研究している分野になります。

  2. 02 大学選びで大切なこと
    自分で決めよう

    一番大事なことは「周りの意見に流されず自分で決める」ということです。社会が大きく変化しているこの時代では、周りの人の考えが絶対とは限りません。一方で、これからの長い人生の中で、自分で選択することはたくさん出てきます。まずは自分で決めることに挑戦してみましょう。

  3. 03 やりたいことが
    できるか
    どうかで選ぼう

    自分のやりたいことがはっきりしている場合には、それを学べる/研究する先生がその大学にいるかどうかを、ホームページや大学案内を調べてみましょう。決して、学部や学科の名前だけで決めて、後悔しないようにしてください。

  4. 04 自分のやりたいことが
    漠然としている
    ようだったら

    自分の興味関心が漠然としているときは、まず 02学部学科、どこに行こう? を見てみましょう。自分自身でやりたいことを考えることが大切ですが、ホームページや大学案内を調べることで、ヒントが得られることもあります。高校生や一般向けの講座や、新聞などでの情報収集、図書館や本屋などの散策もよいでしょう。高校での探究学習が参考になることもあるかもしれません。

  5. 05 大学に求めるものに
    優先順位を

    どんな大学でも自分にとって「完璧」な大学はありません。住む家などと同じように、「広いけど駅から遠い」とか「きれいだけど家賃が高い」とか。自分が何を重視するのかを考えてみるのもよいでしょう。以下に大学を選ぶ際に求めるものの例を挙げてみました。

    大学に求めるもの(例)

    〇〇を学べるキャンパスのふんいき(静か・にぎやか)少人数教育や対面授業総合大学であること学費一人暮らしができる実家から通えるキャンパスの立地(都会・自然豊か)留学生が多い、留学に力を入れている〇〇の資格がとれるスポーツに力を入れているサークルや部活に〇〇があるなど

  6. 06 あまり先のことを
    考えすぎない

    高校生が今の時点で、〇〇大学〇〇学部を出たらその先どうなるんだろう?ということは、もちろん考えることも大切ですが、あまり不安に思う必要はありません。それよりも大切なのは、大学で何をしたか、何を頑張ったか、ということです。その先のことは、充実した大学生活を送った後に次第に見えてくるものです。

  7. 07 偏差値に
    とらわれすぎない

    偏差値で大学を選ぶと、同程度の成績の友だちに出会い一緒に成長することが期待できます。一方で、偏差値だけで選ぶと自分が学びたい(研究したい)学問が学べない(研究できない)場合があります。また、大学はアドミッション・ポリシー(求める人材)に沿って入試を行うため、同じ「偏差値」の大学でも、入試教科や配点、出題傾向によって合否が分かれることがあります。

  8. 08 志望していなかった
    大学に入学しても

    志望していなかった大学に不本意に入らなくてはいけなくなることもあると思います。最初はその大学のいやな点ばかりが目に付くこともあるかもしれません。でも、次第に慣れてくればキャンパスに愛着が湧いてくるし、心を許しあえる友だちや先輩、先生と出会えれば、この大学でよかったという気持ちも出てくることでしょう。それでもやっぱりその大学の良い点が見つけられなければ、受験し直してもよいでしょう。

  9. 09 大学見学について

    大学選びの優先順位としてキャンパスの雰囲気と考えている場合には大学を見学したほうがよいでしょう。モチベーションを上げるには、キャンパスに行って大学の雰囲気に触れるのが手っ取り早いでしょう。大学生の雰囲気も大学によって異なるのが分かると思います。一方で、研究内容などはホームページを見たほうがよくわかることも多いです。大学見学は必須ではありませんが意味はあると思います。

  10. 10 大学案内って
    どうやって見れば
    よいの?

    関心のある大学が見つかったら大学案内を入手しましょう。インターネットでも情報は得られますが、手に取ってじっくり見るには冊子のほうが適しています。多くの大学案内では、最初にそれぞれの大学のアピールポイントが載っています。そして、学部や学科の情報(学べる内容や研究内容)、キャンパス、部活やサークル、入試情報などと続きます。学長の挨拶はその大学が求める人、育てたい人間像を知るのに役立ちます。都立大の大学案内には全教員の氏名と研究キーワードが載っているので、インターネットで分野の詳細を調べることができます。

以上のことは、考え方の一つとして、大学選びの参考にしてください!

ワンポイントアドバイス

ワンポイントアドバイス

都立大生が都立大に入学した理由は、回答順に、学費が安い・教育内容・研究内容・施設や設備、のようです。情報が得やすい「学費」だけでなく、教育内容や研究内容もしっかり考えて選びましょう。

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