学部・学科選びも、高校生の進路選択にとって、非常に重要なポイントの1つです。
同じ大学であっても、どの学部・学科に進むかによって、専攻する内容は全く異なります。
大学の偏差値やブランドだけで進路を選ぶ人もいるかもしれませんが、大学4年間を充実したものにするためには、どの学部・学科で学びたいかをはっきりさせることも大切なポイントです。
実際に都立大に進学した学生たちは、
どのような観点で現在の学部・学科を選んだのでしょうか?
高大連携室に所属する大学院生たちに、自身の学部・学科選びを振り返ってもらいました!
どのように文理選択をしましたか?
将来の夢(職業)、興味のある・勉強したい分野
その選択を振り返ってどうですか?
かなり早い段階(高1夏)で志望大学・学部を絞ってしまったので、もう少し大学調べをしっかりしても良かったなと思っています。
学部・学科選択に悩む高校生へメッセージをお願いします!
同じ学部名・学科名でも、大学によって講義の内容や雰囲気は全く異なります。自分が興味のある分野が本当に学べる学科なのか、今一度しっかり調べてみましょう。
どのように文理選択をしましたか?
興味のある・勉強したい分野
その選択を振り返ってどうですか?
元々は物理学科志望でしたが、高3の9月頃に数学科志望に変更しました。物理現象の解明よりも、数式や数学的な構造に興味が湧いてきたからです。振り返ってみると、物理学的な実験には関心が薄かったので、良い選択だったと思います。
学部・学科選択に悩む高校生へメッセージをお願いします!
自分が好きなものは何かを見極めましょう。自問自答です。どうしても見極められない場合は、入学後に学部・学科を選択できる大学を目指すことも1つの選択肢です。
どのように文理選択をしましたか?
なんとなく。パソコンという機械は好きでした。
その選択を振り返ってどうですか?
パソコンと言っても、機械に興味があるのか、動かすソフトウェアに興味があるのかによって、分野が違うということに後から気が付きました。分野ごとの違いについて知る機会を求めなかったことは悔やまれます。
学部・学科選択に悩む高校生へメッセージをお願いします!
大学にどのような学問領域があるのかは知っておくべきだと思います。そうすることで、自分がやりたい、学びたいことが鮮明にわかると思います。
どのように文理選択をしましたか?
将来の夢(職業)、興味のある・勉強したい分野
その選択を振り返ってどうですか?
実際にどのようなことが研究できるかを調べてから選ぶべきだったと思っています。
学部・学科選択に悩む高校生へメッセージをお願いします!
同じ学科名でも、扱っている内容が全く異なる場合があるので、各学科に所属している研究室のHPなども見た上で考えてみるとイメージがつきやすいと思います。
実際の学生の意見を見ると、①自分が何に興味があるのか・何を学びたいのかをはっきりさせること、②本当に自分が学びたいことを学べる学部・学科なのかをしっかり調べることが、学部・学科を選ぶ上で特に重要になりそうですね!
特に②については、その学部・学科にどのような教員が在籍しているのかを確認しておくことも大切です。各学科における専門の講義や演習(ゼミ)は、その学科に所属する教員が主に受け持っています。
そのため、同じ学部名・学科名であっても、大学によって受けられる授業は全く異なります。
各学部・学科や研究室でHPを持っている所も多いので、ぜひそれらも参考にして、学部・学科の特色や雰囲気を探ってみてください!
都立大の各学部・学科の特徴や、学ぶことができる内容については、高大連携室の個別相談でも対応しております(大学教員・大学院生のスタッフがお答えします)。
メールでのお問い合わせも承っておりますので、ぜひお気軽にお尋ねください!
将来専門の資格を必要とする職業に就職したい場合は、その資格が取得できる学部・学科を調べておく必要があります(※取得できる資格は、大学案内や各学部・学科のHPなどに記載されています。年度ごとに変わる場合があるので、最新の情報をご確認ください)。
専門資格を必要とする職業の一例
職種 | 関連する学部・学科 (都立大の場合) |
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裁判官・検察官・弁護士 | 法学部・法学科 |
建築士 | 都市環境学部・建築学科 |
看護師 | 健康福祉学部・看護学科 |
作業療法士 | 健康福祉学部・作業療法学科 |
例えば、都立大では、中学・高校の教員免許を取得することは出来ますが(※所属する学部・学科によって取得できる免許の科目が異なります)、小学校の教員を養成する課程は用意されていません。そのため、もし将来小学校の先生になりたい場合は、都立大以外の大学への進学を検討する必要があります。
大学で専門資格の取得を目指す場合は、学部・学科選びの際に、事前のリサーチをしっかりとしておきましょう!
高大連携室のブログやSNSでは、上記の例以外にも、大学院生スタッフの進路選択や受験勉強に関する記事を随時掲載しています!ぜひご覧ください!