地形・地質学研究室
東京都立大学大学院 都市環境科学研究科 地理環境科学域
活動報告
2024年度大巡検 

    
[2024.02.12] 2023年度ゼミ巡検@伊東大井町・真鶴町真鶴岬・熱海市逢初川・大室山・城ケ崎海岸・函南町丹那断層公園

2023年度ゼミ巡検@伊東大井町・真鶴町真鶴岬・熱海市逢初川・大室山・城ケ崎海岸・函南町丹那断層公園

今年度のゼミ巡検は、伊東地域に行きました。12日に大井町のメガソーラキラメキの丘の露頭で三浦軽石、箱根東京軽石を覆う火砕流の層が見られて、真鶴町真鶴岬の露頭で溶岩を観察して、熱海市の逢初川上流部で発生した土石流の滑落崖を観察しました。13日に伊東市大室山の噴火による降下テフラが認められて、伊東市城ケ崎海岸の溶岩の柱状節理を観察して、最後には函南町丹那断層公園の断層露頭の変位状況を観察や記載を行いました。(熊・山田)
[2023.09.15] 2023年度大巡検@新庄盆地・鳥海山北麓・庄内平野・飛島

2023年度大巡検@新庄盆地・鳥海山北麓・庄内平野・飛島

今年度の大巡検は、山形県の新庄盆地から鳥海山北麓を周り、庄内平野と飛島へ行きました。 新庄盆地では河成段丘の地形観察と火砕流の露頭調査を行いました。鳥海山周辺には山体 崩壊に伴う流山の地形と地質が認められました。さらに庄内平野において庄内砂丘と海岸 の堆積物観察と採取を行い、平野内に分布する活断層の変位地形を調査しました。最後はフ ェリーで飛島へ移動し、海成段丘の地形と地質の観察を行いました。始終雨雲を気にする巡 検となりましたが、最終日まで無事に終えることができました。(熊・山田)
[2023.02.07] 2022年度ゼミ巡検@神奈川西部

2022年度ゼミ巡検@神奈川西部

コロナの影響で行われていなかったゼミ巡検を3年ぶりに実施しました。山北〜震生湖〜寺分(平塚市)を巡り、周辺でみられる箱根火山由来の火砕流堆積物(Hk-TP/TPfl,Hk-OPfl)や御殿場泥流堆積物、吉沢ロームを観察しました。震生湖では、地すべり地形や断層が作り出した秦野盆地を眺めることができました。日帰り巡検とはなりましたが、ゼミのメンバーのほとんどが揃って行うフィールドワークは久々だったので、有意義な時間を過ごせたのではないかと思います。(田中)
[2022.09.12-16] 2022年度大巡検@稚内・礼文・利尻

2022年度大巡検@稚内・礼文・利尻

今年度の大巡検は、北海道の最北部、稚内周辺と礼文島・利尻島を巡りました。稚内および礼文島の海成段丘や利尻火山由来の利尻ワンコの沢テフラの模式地において露頭記載やテフラ採取を行いました。また、宗谷湾・船泊湾(礼文島北部)の沿岸の砂浜の観察・試料採取や礼文島の崩壊地形の観察を行いました。利尻島では、様々な火山地形の観察を行いました。低気圧の影響で船が欠航するなどのトラブルにも見舞われましたが、おおむね予定通りに日程を終えることができました。(田中)
[2020.09.08-11] 2020年度大巡検@富士川周辺

2020年度大巡検@富士川周辺

今年度の大巡検を釜無川・富士川及び富士山周辺で行いました.今年度は新型コロナウイルス感染症対策のため,宿泊はせず全て日帰りにて巡検を行うという変則的な日程でした.韮崎岩屑なだれや下円井断層,春木川沿いの崩壊地,蒲原丘陵において露頭記載やテフラ採取を行いました.3日目には静岡県富士山世界遺産センターの小林淳先生の案内のもと,溶岩樹形や岩屑なだれ堆積物,火砕流堆積物中の直立炭化木,新東名高速道路建設に伴う工事露頭(写真)などを観察しました.コロナの関係もあり久々のフィールドワークだったので,良い時間を過ごすことができたと思います.(笹森)
[2019.12.21-22] 2019年度ゼミ合宿@榛名山周辺

2019年度ゼミ合宿@榛名山周辺

今年度のゼミ合宿を榛名山周辺で行いました.毎年恒例ですが、ゼミ合宿の行き先は卒論生の調査地になっています.榛名火山起源の「箱田テフラ」を探して露頭を追っていきました.地点によってテフラの見た目が変わるので、一つのテフラを露頭間で追っていくのはとても面白かったです.天気は当初雨予報でしたが、何とか降らずに巡検を終えることができました!(日頃の行いが良かった?のかと思われます.)(寺山)
[2019.9.15-18] 2019年度夏大巡検@山陰〜近畿

2019年度夏大巡検@山陰〜近畿

今年度の夏の大巡検は、鳥取県米子市からはじまり福井県の水月湖まで移動しました.主に日本海側を巡り、大山、鳥取砂丘、神鍋山、玄武洞、郷村断層、年稿博物館などを訪れました.3年生は事前に調べた内容をふまえ、現地でDKPなどの露頭観察や山陰海岸の砂の採取など、各自調査を行いました.また現地で議論を行ったりと有意義な時間を過ごせたと思います。4府県にまたがる大移動の巡検でしたが、無事に終わることができました。お疲れ様でした!(寺山)
[2019.4.27] 2019年度学部3年生基礎セミナー相模原巡検

2019年度学部3年生基礎セミナー@相模原

毎年恒例の企画で,地形・地質学研究室を志望する学部3年生の案内の元,相模原の段丘地形や露頭を見てきました.今まで座学の授業が中心だった3年生にとっては,実際に野外に出てフィールドを案内するというのはおそらく初めての体験であり,貴重な経験になったのではないでしょうか.天気の方はいまいちで,午後からは雨に降られてしまいましたが,無事に終えられて良かったです.自分たちも2年前にこの企画をやったことを懐かしく思います.(寺山)
[2018.11.3-4] 2018年度ゼミ合宿@伊豆大島

2018年度ゼミ合宿@伊豆大島

今年度のゼミ合宿は卒論生の調査地でもある伊豆大島にて行いました. 伊豆大島の古期山体である岡田火山や筆島の他,地層大切断面,1986噴火の溶岩流などを観察しました. また新島や神津島,大室ダシなど島外起源であるテフラについても観察や記載を行いました.(田野)
[2018.9.18-23] 2018年度大巡検@熊本・宮崎

2018年度大巡検@熊本・宮崎

今年度の大巡検は熊本・宮崎で行いました. 熊本県では2016熊本地震によって生じた地表地震断層の追跡や阿蘇カルデラ周辺での地形・テフラの観察および記載を行いました.宮崎県では段丘構成層や構成層・被覆層中に含まれるテフラの観察・記載,青島(写真)周辺での測量などを行いました. 阿多鳥浜火砕流堆積物やアカホヤ火山灰層,ATなどの広域テフラの実物に触れる良い機会となりました. 1日を除いて天候にも恵まれ,内容の濃い調査ができたのではないかと思います.(田野)
[2018.1.5-7] 2017年度冬大巡検@静岡伊豆

2017年度冬大巡検@伊豆

今年度の冬の大巡検は伊豆半島にて行いました。 初日は大室山を、2日目は学部3年生の調査テーマに沿ってそれぞれの調査対象地域に分かれ、一部には院生や先生方が同行しました。最終日は城ヶ崎海岸(写真)や丹那断層と箱根-東京軽石流の露頭の観察、記載を行いました。(津田)
[2017.10.28-29] 2017年度秋ゼミ合宿@長野北信

2017年度ゼミ巡検@長野北信

10月末、ゼミ合宿をM2の杉さんの研究対象地である長野県の北部にて1泊2日で行いました。そこでは、千曲川や木島平スキー場(写真)、山ノ内で調査を主に行いました。二日目は雨に降られて津南方面での露頭調査ができなくなり、戸隠地質化石博物館を訪問することにあるなど予定の変更を余儀なくされましたが、地元の食や反省会の後の飲み会なども含めて濃い合宿でした。(津田)

[2017.9.24-27] 2017年度夏大巡検@北海道

2017年度夏大巡検@北海道

今年度の夏期大巡検は北海道にて行い、主に千歳、石狩川流域、富良野盆地を廻りました。 主に火砕流堆積物を主に観察しましたが、馬追丘陵や石狩川の河口や川岸、大雪山の周氷河地形と様々な分野で学部3年生によって事前調査がされた箇所をそれぞれ調査しました。合計3泊は違うところに宿を取りながら調査地を巡り、最後は大雪山の旭岳(写真)での調査で締めました。3年生はこれで次に繋がる様々なものを得たと思うので、皆にとって有意義な巡検となりました。(津田)

[2017.1.7-9] 2016年度冬大巡検@群馬

 2016年度ゼミ合宿@群馬

群馬県南部方面で冬の大巡検を執り行いました。 1日目は沼田市周辺で段丘地形の観察を行った後、赤城山・榛名山起源のテフラを観察し、記載しました。 2日目は学部3年生一人一人が、各々が事前に下調べした地点へ先生または先輩同伴の下訪れ、個々人で調査を行いました。 榛名山や赤城山麓へ行った方もいましたが、中には栃木・埼玉北部まで遠征した方もいらっしゃいました。 調査後には各自成果を公表し、その中から特に皆の関心が高い地点をピックアップし、3日目の訪問地としました。 3日目は赤城山の流れ山地形のほか、鹿沼軽石が良好に露出する水沼駅(わたらせ溪谷鐵道)近くの用水路にある露頭、 藪塚付近の断層地形、そして大泉町近くの河川堆積物を観察し、大学に戻りました。(高杉)

[2016.9.22-25] 2016年度夏大巡検@秋田

 2016年度夏大巡検@秋田

2016年度の大巡検の舞台は秋田県でした. 大巡検では,断層地形や扇状地といった地形を見る一方で,テフラや砂丘堆積物など様々な地質を現地で見ました. 3年生は大巡検までに事前調査を行い,自分が何を見るべきかをしっかりと把握して向かいましたが,文献で調べたものを実際に目の当たりにすることで大興奮している学生も居ました! 夜は毎回違う場所に泊まり,毎晩遅くまで勉強会(+宴会も?)して地形・地質漬けになったと思います.(加藤)

[2015.10.17-18] 2015年度ゼミ合宿@群馬

 2015年度ゼミ合宿@群馬

[2015.9.25-28] 2015年度福島〜新潟大巡検!

2015年度福島〜新潟大巡検!

9月25〜28日の間,「福島〜新潟地域」で大巡検を行いました.

山崎先生と白井先生がご同行くださり,2日目のみ,東北調査中の鈴木先生の案内で巡検をおこないました.

今年は磐梯山・沼沢湖起源の火山噴出物や堆積盆の堆積物である魚沼層群,津南では段丘堆積物中の火山灰を観察することができました.

3年生にとっては初めて目にするものが多かったと思いますが,不慣れながらも熱心に記載していました.

今回,3年生が目にしたものを大巡検報告書や卒業論文に役立ててくれることを期待したいと思います.(林)

[2015.9.23] 地形研BBQ!@小山内裏公園

地形研BBQ!@小山内裏公園

毎年恒例の地形研BBQを開催しました!

先生方のご家族も参加され,楽しい雰囲気のバーベキューでした.

準備をしてくださったM1の山田さん,佐藤さんありがとうございました!(加藤)

[2015.9.1-16] 四万十川&白鳳丸調査

四万十川&白鳳丸調査

夏も終わりそろそろ秋の足音が近づいてきました.

9月の前半に指導教官の白井先生とともに博士の先輩方二人と学部生一人は高知港発,清水港着の白鳳丸に乗船しました.

今回の調査では高知港発ということもあり,事前に四万十川と仁淀川にて予備調査を行いました.

乗船後はマルチプルコアラ―を用いて足摺沖や東海沖にて採泥を行いました.

普段関わることの少ない海洋の研究者や四万十帯を専門とした先生方や学生と交流し貴重な経験となりました.(加藤)

[2014.12.26-28] 冬大巡検@銚子地域

冬大巡検@銚子地域

あけましておめでとうございます.今年初めての記事になります.すでに20日ですが… 昨年末に,3年生+修士1年の巡検が行われました.地域は千葉県銚子市周辺となります.

1日目は屏風ヶ浦のテフラ観察の巡検で,夏の大巡検で見た,先焼山カルデラ起源の玉川R4テフラを観察しました. 火山近傍のテフラと,遠方でのテフラ両方が観察できる機会となりました.

2日目は3年生がそれぞれの地域に散り,別のテーマで調査を行いました. 個人的に調査に行ったとき何が必要になるのか,実感できたかと思います.(櫻井)

[2014.10.25-26] ゼミ合宿 茨城県東部

ゼミ合宿 茨城県東部

毎年恒例ゼミ合宿、今年は茨城県東部を中心に巡検を行いました。 茨城県日立市の海成段丘、茨城県を広く覆う見和層の観察に加え、袋田の滝も観察しました。 色々な事故はありましたが、鈴木先生の修論のフィールドということもあり、有意義な巡検となりました。(櫻井)

[2014/9/28] 地形研バーベキュー!

地形研バーベキュー!

上大島キャンプ場にて毎年恒例バーベキューを開催しました.肉と焼きそばを買い過ぎて無理やり食材を押し込むことに. この贖罪は来年に託します.(櫻井)

[2014/8/24-27] 仙岩地熱地域大巡検

仙岩地熱地域大巡検

2014年8月24日から27日にかけて,学部3年生,修士1年, そして山崎先生、鈴木先生という豪華メンバーで大巡検に行ってまいりました. 地域は岩手・秋田両県にまたがる仙岩地熱地域で,八幡平,岩手山などの第四紀火山が いくつも分布する地域となっています.200万年前に堆積した玉川溶結凝灰岩の観察を中心に, 岩手山や秋田駒ヶ岳の噴出物の観察も行いました.(櫻井)

[2014/7/6] 山北町・駿河小山巡検

山北町・駿河小山巡検

2014年7月6日.大巡検に参加する学部3年生の有志と神奈川県山北町周辺に出掛けました.酒匂川河床のやぶ漕ぎ,軽石流堆積物の観察,生土西沢奥の露頭でのテフラ層準の見つけ方・観察など,体力的にも内容的にも(やぶも)濃い内容になったのではないかと思います.酒匂川河床に露出する箱根小原台軽石流(Hk-OPfl)を改めて観察してみると,噴火の推移や運搬過程など,2年前には見えなかったものが見えた気がしました.3年生にとっても有意義な巡検になったのなら,案内者としても嬉しいです.(南里)※写真は酒匂川河床のHk-OPfl.

[2013/6/30] 榛名・赤城巡検

榛名・赤城巡検

2013年6月30日(日),有志に他大の方も交えて北関東の榛名山・赤城山方面に巡検に行ってきました.榛名火山に関係する卒論を書こうとしている卒論生も参加してくれました.
榛名山麓で軽石層を見学しつつ天然の冷蔵庫―風穴―で涼をとり(4℃しかない!),赤城山麓では榛名火山や赤城火山に由来する火山灰層を観察しました.

(写真は榛名二ツ岳伊香保軽石層,榛名二ツ岳北東麓にて)

[2013/5/28-29] 地形研合宿 in 富士川&甲府盆地

地形研合宿 in 富士川&甲府盆地

2013年5月28日(火)・29日(水)の2日間、地形研ゼミ合宿で富士川から甲府盆地にかけて巡検を行いました。一日目は、富士川河口を見学したのち、富士川沿いに北上し、途中、水神社下の富士川河床に露出する大淵溶岩、芝川断層露頭、富士川が二股になる瀬戸島などを見学し、特に瀬戸島に関してはその形成要因について熱く議論しました。2日目は甲府盆地西縁の下円井断層露頭、韮崎岩屑流、岩屑流が作る台地上の流れ山地形とOn-Pm1露頭を見学しました。堆積、断層、火山すべてを網羅したボリュームたっぷりの巡検でしたが、調査経験の少ない学生にとっては現地調査において重要な「観察」し、「議論」するという能力を身につける良い機会になりました。

[2013/5/18] 学部3年生基礎セミナー巡検

学部3年生基礎セミナー巡検集合写真

相模原の段丘地形などを学部3年生の大巡検参加予定者たちが「案内する」という企画。 地理環境コース学部1年生の巡検で今回の巡検地と同じ場所を見学しているのですが、2年間の学習をへて新たに身につけた知識を基に改めて同じ露頭を見ると新たな発見・疑問が生まれるはず。それらを説明してもらいながら相模川が作りだした地形を見て回りました。

[2013/4/20] 箱根巡検

箱根神山

2013年4月20日(土),本研究室メンバー有志で箱根火山周辺へ巡検に行きました。当日はあいにくの雨(少し雪+雹)でしたが、Hk-Km3/5,Hk-TPflなどのテフラや長尾峠の山体の断面などを見学しました。

(写真は長尾峠から見た神山の崩壊地形)

[2013/4/17] 多摩川・牛群地形巡検

多摩川・牛群地形

2013年4月17日(水),本研究室大学院博士前期課程1年の高橋君に、卒論のフィールドである多摩川の牛群地形を案内していただきました。 東京学芸大自然地理(自然史)ゼミの小泉武栄教授にもお越しいただき、地形以外に多摩川の希少な動植物についても教えていただきました。  

[2013/3/17] 秩父盆地巡検

尾田蒔丘陵

2013年3月17日(日),有志で秩父盆地へ巡検に行ってきました.4月からの卒論を秩父盆地周辺を対象地域にしそうな3年生も一緒です. シバザクラで有名な羊山公園から秩父市街地へと下り,荒川対岸の尾田蒔丘陵へとえっちらおっちら上がっていきます.羊山公園も秩父市街地も尾田蒔丘陵も,すべて河成段丘―昔ある時期に河原だった場所―の上にあります. 段丘とその断面(砂礫層とその上に載る火山灰層)は巡りましたが,長瀞の変成岩に行き着く前に暗くなってしまったのが心残り...(笠原)

(写真は河成段丘に載る秩父の市街地,尾田蒔丘陵から東方を望む)

[2013/2/17] 房総夷隅巡検

太東岬牡蠣礁

2013年2月17日(日),有志に他大の方も交えて房総半島へ巡検に行ってきました.この時期の巡検は寒いですね... 現地では千葉大学の院生の方に案内をお願いいたしました.縄文海進の堆積物やそこから産出する貝化石,牡蠣礁など,本研究室では見る機会が少ないものをいろいろと紹介していただきました. 他大学の方と一緒の巡検でしたので,交流を深める良い機会にもなりました. 案内者様,有意義な一日をありがとうございました! (笠原)

(写真は,太東岬の近くにみられる牡蠣礁)

[2013/1/19] 立川断層帯&多摩丘陵巡検

立川&多摩丘陵

2013年1月19日(土),本研究室の鈴木毅彦先生に立川断層帯そして多摩丘陵を案内していただきました。     

   特設ページは [こちら]

[2012/11/18] 国分寺・生田巡検

国分寺

2012年11月18日(日),有志で多摩川流域の国分寺周辺〜生田緑地へ巡検に行ってきました.
当日は日立製作所中央研究所庭園の年2回の公開日に当たり(天気に恵まれてすごい人出でした!),普段は見学できない多摩川支流の野川の源流(の一つ)を見ることができました.
また他に,国分寺駅近くの武蔵野ローム層と箱根東京軽石,生田緑地の地層などを見学しました.(笠原)

(写真は,国分寺駅近くの武蔵野ローム層)

[2012/10/21] 山北・駿河小山巡検

生土

2012年10月21日(日),有志で神奈川県西部の山北〜駿河小山周辺へ巡検に行ってきました. 酒匂川流域の活断層が作る地形,周辺でみられる箱根火山由来の火砕流堆積物(Hk-TP/TPfl,Hk-OPfl),生土の西沢川奥の神縄断層やテフラの露頭を巡りました. あちこち出かけて,いいもの見て,どんどん経験を積んでいきたいものです.(笠原)

[2012/9/29] 地形研BBQ@上大島

上大島

時には休息も必要ですね.2012年9月29日(土),相模川沿いの上大島キャンプ場にて研究室BBQが開催されました.相模川は地理学教室にとって学部生の頃から縁のある河川です.目の前に段丘地形や丹沢山地の地質が広がる,まさに地形・地質研にとっては絶好のBBQ空間となっています.秋晴れの下,思い思いのひと時を過ごすことができました.後期からもまた頑張りましょう!

[2012/8/20-22] ポスター発表賞受賞

8月20(月)〜22日(水)に開催された日本第四紀学会2012年大会(埼玉)において,客員研究員(産総研)の大石雅之博士とD3の安藤広一さんがポスター発表賞を受賞しました.大石博士は昨年の「大石雅之・下司信夫・及川輝樹・西来邦章・古川竜太・中野 俊・東宮昭彦・篠原宏志(2011)霧島火山新燃岳2011年噴火火山灰の構成粒子とその時系列変化.日本第四紀学会講演要旨集,P-06,118-119.」に引き続いての受賞となります.

大石雅之博士:ポスター発表賞(若手部門)受賞
「ブルカノ式噴火における,噴火直後のテフラの分布特性-桜島火山昭和火口の活動による噴火を例に-」
(産総研の西来邦章,下司信夫,古川竜太の各氏と共同発表)

安藤広一さん:ポスター発表賞(学生部門)受賞
「地層変形シミュレーションを用いた2008年岩手・宮城内陸地震(Mj7.2)で発生した断層撓曲の発生条件の推定」
(本研究室の山崎先生と共同発表)

    
   大会の詳細はこちら [日本第四紀学会2012年大会(埼玉)]

[2012/7/7-8] 地形研合宿 in 群馬

群馬

2012年7月7日(土)・8日(日)の2日間行われたゼミ合宿。今回は学生の積極的な参加もあり,大人数での巡検となりました.1日目は,まず青木さん(M2)のフィールド・安中榛名駅周辺で地すべり地形と浅間山起源のテフラなどを観察.予定していた下仁田は大雨注意報から断念し,富岡にある群馬県立自然史博物館を見学しました.2日目は朝から碓氷峠を駆け抜けて(?),合宿の大本命,卒論生のフィールドである嬬恋湖成層を堪能.前夜のミーティングを受けて,露頭前では議論が白熱しました.最後に鈴木先生の案内で20年前の露頭を巡りましたが,残念ながらテフラと対面することはできませんでした.天候に左右されながらも,充実した2日間を過ごすことができました.

[2011/09/06-07] 地形研合宿 in 伊豆

伊豆

2011年9月6日(水)・7日(木)の2日間,本年度のゼミ合宿として,伊豆を中心とした巡検を行いました.一日目は,卒論生のフィールドである鉢ノ山(河津周辺)のスコリア丘や大室山など,東伊豆単成火山群の幾つかを周り,二日目には,伊豆市下白岩のレピドシクリナ化石産地や丹那断層のフィールドミュージアムを周りました.状況が悪く断念した露頭もありましたが,全体的にトピックも多く,層相観察や試料採取の経験の乏しい学生も,同じものをみて,その場で議論し合い,知識を共有するよい現場となりました.また,知識のみならず人的交流が今後促進されるよい機会となりました.

[2010/12/15-16] 地形研合宿 in 箱根・大磯

箱根・大磯

2010年12月15日(水)・16日(木)の2日間で巡検を主体とする合宿を行いました.先生方や修論生,卒業生にとって忙しい12月中旬の開催,また数年ぶりの地形研合宿とのことだったのですが,多くの方の意欲的な参加によって成功のうちに終了しました.ゼミ合宿の内容として,初日(15日)にM2の青山さんの案内で神奈川県箱根地域で確認できる箱根東京軽石(Hk-TP)の観察,長尾峠より神山の崩壊によって形成された地形の観察を,2日目(16日)は鈴木先生と卒論生の松田くんの案内による大磯地域の露頭で層相観察,テフラの採取を行いました.