はじめに

 理工分野を中心とする日本の80あまりの学術団体が加盟する男女共同参画学協会連絡会が2012年に大規模アンケートを実施しました。このアンケートには大学院生・ポスドクを含む若手からシニアの研究者まで16000名を超える回答が寄せられました。そのアンケート結果によると、男女共同参画のために必要なこととして、2007年に実施されたアンケート結果と比べて「女性の意識改革」が大きく増加したそうです。

 より多くの女子高校生が理系の大学に進学するようになれば、学生の多様性も高まり、教育と研究の両面において新たな可能性が開かれると期待されます。このような背景から、理工学研究科は2013年度から、女子中高生の理系進学を応援するためのプロジェクトを実施しています。理工学研究科に設置された男女共同参画ワーキンググループが、このプロジェクトの企画・運営にあたっています。このプロジェクトの主役として大活躍した、学生・大学院生の皆さんをはじめ、多忙な中を絶妙な協力と集中力により、大きな成果をあげたワーキンググループのメンバーに心から感謝の意を表します。

理工学研究科長
可知直毅

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