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論文執筆内規


2020年9月改定
東京都立大学・フランス語圏文化論/フランス文学教室


【卒論・修論共通規定】


1.構成
論文は次に示すすべての要素を含むものとする。表紙、中表紙、要旨、目次、本文と脚註(引用文原文を含む)、参考文献表。別冊の有無にかかわらず、各部分をこの順番で並べること。
2.書式
A4版横書きとし、本文の文字数を表紙に明記すること。
3.使用言語
論文の執筆言語は、日本語またはフランス語とする。ただし、都市外交人材育成基金などの公的奨学金によるフランス語圏の学生は、日本語または英語とする。口頭試問は原則的に日本語で実施する。
4.註について
註は脚註とし、引用文の原文をその中に含めること。
5.引用文について
外国語の引用文は本文中に本人が日本語に訳すことを原則とするが、既訳を参照した場合には、その旨断ること。当該箇所の原文は註の中に引用すること。
6.提出日および刻限を厳守すること。また、論文提出以後はいかなる理由があっても内容の修正は認められないので注意すること。
7.提出に際し原本の他に副本1部を作成し、原本を人文社会学部/人文科学研究科の事務室、副本を研究室に提出すること。原本・副本作成のためのコピーについては、研究室のコピー機を無料で使用することができる。原本の体裁については、人文事務室の指示に従うこと。副本は簡易な綴じ方でよい。
8.外国語の引用・転記に際しては、綴り字の正確さ、また改行にあたっての単語内での音節の切り方等に誤りのないよう注意すること。
9.剽窃、機械翻訳、代行執筆は厳禁である。インターネット上にある情報を注記なくコピー&ペーストしたもの、他人の文章を書き写したもの、図表を注記なく使用したものは、すべて剽窃にあたり、禁止である。ウェブサイトやアプリを利用して、日本語や外国語の文章の機械翻訳をおこない、論文中で使用してはならない。業者や知人に依頼して執筆を代行させることは厳禁である。以上の禁止事項が守られていない論文は、ただちに不可の判定となる。
10. 本内規に定められていない事柄については、指導教授に相談し、指示を得た上で論文を作成すること。
11.本文の分量および要旨について
<卒業論文>
1) 本文は、引用文(日本語訳)を含め20,000字以上とする。その文字数を表紙に記入すること。
2) 要約は和文および仏文で作成すること。和文は800~1200字程度の分量、仏文はA4版に25行で1枚程度とする。
<修士論文>
1)本文は、引用文(日本語訳)を含め40,000〜60,000字程度とする。その文字数を表紙に記入すること。
2)要約は和文および仏文で作成すること。 和文は2,000字程度の分量とし、仏文は和文の内容に相当する分量とする。

【博士論文関連専攻内規】  

(2020年9月改定、フランス文学教室)

1.博士論文作成計画書執筆要領
1) 提出部数 1部
2) 記入必要事項:表紙に研究題目、所属専攻、氏名、学籍番号、指導教授名を記入すること。
3) 書式・分量:A4版横書きとし、4,000字程度とする。
4) 使用言語:論文の執筆言語は、日本語、フランス語、英語とする。
5) 記述内容:論文のテーマ、進捗状況、今後の見通し等。   
6) その他:本博士論文作成計画書に次のものを必ず添えること。
 ・テーマに関わる書誌(bibliographie)。分量は自由。
 ・原則として、テーマに直接関わる内容を扱った査読付き論文1点以上。
 ・博士論文作成計画書の提出については、「人文科学研究科博士課程指導に関する内規」を参照のこと。
2.博士論文作成計画書審査基準
研究題目、研究内容、研究の進捗状況、研究の進め方、今後の進展の見通しなどから見て、博士論文として十分完成が見込まれること。
3.博士論文執筆要領
1) 提出部数: 正本3部 副本1部。
2) 体裁等: 正本の製本は堅牢に行うこと。背表紙に論文題目、氏名を記載すること。副本は綴じずに封筒に入れ、研究室に提出すること。副本のコピー作成に当たっては、研究室のコピー機を無料で使用することができる。
3) 分量・書式等: A4版横書きとする。120,000字以上を目安とするが、指導教授の指示に従うこと。
4) その他
公表して専門家・学会等の批判に耐え得る内容を持つことが水準として求められる。
4.博士論文の審査基準
専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行い、またはその他の高度に専門的な業務に従事するに必要な高度な研究能力を有するものと認められたもの。
5.その他
本学博士課程において、3年以上在学し、所定の単位を修得し、かつ、博士論文予備資格を取得した上で退学した者は、申請時期(人文科学研究科事務室の受付日時)が退学後3年以内である場合に限り、論文審査を課程修了による博士に準じて行う。ただし、教室で定める必修科目を所定の単位以上修得せずに退学した者は、退学と同時に博士論文予備資格を取り消し、その後の学位申請に当たっては、博士論文予備資格を所持していない者として論文審査を行なう。

【付記】論文の準備から執筆・完成までのスケジュール



1.指導教員の決定
卒論:3年次1月末/修論および博論:入学時

2.中間報告
6月〜8月の指定された日に第1回、11月の指定された日に第2回中間報告会を行う。
年度内に論文を提出する学部生・院生は2回とも報告すること。
次年度以降に提出予定の院生は第1回報告会で報告すること。
提出する報告書は、学部生は2000字程度、院生は4000字程度を目安とする。具体的には指導教員と十分相談し、その指示に従うこと。

3.論文の提出
1月10日前後(卒論、修論)。博士論文については10月31日(ないし4月30日)(このことに関する詳細は上記の「人文科学研究科博士課程指導に関する内規」を参照のこと)。

4.論文審査(公開)
2月初旬(卒論、修論)。博士論文に関してはその都度決定する。