---P1 (東京都立大学ロゴマーク) 東京都立大学 ダイバーシティ推進室 ダイバーシティ通信  Newsletter No.32 ☆表紙写真=ダイバーシティウィーク2022会場TMUギャラリー展示の様子☆ <Contents> P1 『DIVERSITY WEEK 2022』開催報告 映画上映会『架け橋』きこえなかった3.11 P2 スタッフ活動報告会『バリアフリーチェック講習会報告』 男女共同参画講演会『ジェンダーの視点で考える復興・防災』 手話講習会(初級) P3 第1回バリアフリー講習会『障害のある人の防災とその避難について』 文化的多様性講演会『多文化共生社会における災害対応』 一時保育施設『都立大KIDS』見学会 P4 障がい学生支援 よるダイバー コラム『ダイバーシティ・ブックレビュー』 『DIVERSITY WEEK 2022』開催報告 <ダイバーシティの視点で見る防災・減災・復興>  2022年6月20日(月)から24日(金)までの5日間、『ダイバーシティウィーク2022』を開催しました。  このイベントは、『男女共同参画の推進』『障がいのある構成員の支援』『多様性を踏まえた構成員支援』という、ダイバーシティ推進室の3つの取組を広く知ってもらうことを目指し、2021年度から始まったものです。  第2回目となる今年度は『ダイバーシティの視点で見る防災・減災・復興』をテーマとし、講演会や映画の上映会を対面形式で開催しました。また、会場となったTMUギャラリーには、ダイバーシティ推進室の取組や、なぜ防災にダイバーシティの視点が必要なのかを解説したポスターを展示したほか、学内所管部署の協力を得て、都立大の防災マップや備蓄している防災用品の展示も行いました。  5日間のイベント全体で、教員、職員、学生あわせて78吊に参加していただきました。イベントに参加した方からは、『ダイバーシティ推進室がどういう活動をしているか知らなかったので、知る良い機会になった』『学生生活をしながら、あまり気にならなかった事、気にしていなかった事を考えるきっかけになったと思います』などの感想が寄せられました。  ダイバーシティ推進室では、今後も講演会をはじめ、さまざまな取組を行っていきます。引き続き、ご注目ください。 (藤山) DIVERSITY WEEK 2022 映画上映会  <『架け橋』きこえなかった3.11>  東日本大震災で、聴覚障がい者はどういった状況に置かれたのか。自身も聴覚障がいを持つ今村彩子監督が、宮城県を中心に2年4か月に及ぶ取材を行った、災害の現場における聞こえない人の姿を伝えるドキュメンタリー作品『『架け橋』きこえなかった3.11』の上映会を行いました。  震災発生直後より、聴覚障害者宮城本部の対策本部長として聴覚障がい者の支援活動を支えていた小泉正壽さんを中心に、さまざまな聴覚障がいの当事者が、それぞれに異なった困難に直面したようすや、それを支える人たちとの関係などが丁寧に描き出されました。  参加者からは、『人と人とのつながりが大事。周りの人の助けが何よりも重要であることがわかりました』『命に関わる情報に格差があってはいけない、という言葉が印象的だった。地域のつながり、人のつながり、行政の支援の大切さを感じた』『ひとことで聴覚障害といっても様々な立場におかれている人がいること、当事者自ら積極的に行動されていることなど、色々なケースのお話を聞けて勉強になりました』など、今村監督のメッセージが強く伝わったことが理解できる感想が寄せられました。(藤山) ☆写真1=東京都立大学保管の防災用品の数々☆ ☆画像2=『DIVERSITY WEEK 2022』ポスター☆ ☆写真3=映画『架け橋』きこえなかった3.11ポスター☆