---プロローグ 日本における女性研究者の割合は、2020年度末で17.5%となっています。OECDに加盟している国の多くで、女性研究者の割合が25%~35%前後であるのと比べると、非常に低い数字と言えるでしょう(男女共同参画白書令和4年版)。女性研究者が少ない現状を改善し、理系・文系等の分野を問わず、研究職を目指す女性を増やすことは、国際的な競争力の向上や学問研究の発展、企業活動のさらなる活発化、イノベーションの促進など、多方面から必要とされています。 本ロールモデル集は、研究者や専門職として活動する本学の修了生にご協力いただき、仕事の魅力や実際のキャリアパスなどを提示することで、研究者を志す女性の一助になればとの思いで作成しました。ロールモデルとしてご登場いただいたみなさまは、本学での学びをそれぞれの形で活かしてキャリアを歩んでいます。多様なキャリアのロールモデルとして、参考にしていただければ幸いです。 ※本学は、2020年4月に大学吊称を首都大学東京から東京都立大学に変更しました。 ※本文中において『首都大学東京』を『首都大』、『東京都立大学』を『都立大』と略して記載しています。 ☆写真=青空にダイバーシティ推進室ロゴマーク☆ ---目次 01 人文科学研究科 GRIB Dina 吊古屋大学大学院 工学研究科 国際交流室講師 02 理工学研究科 河野 直子 AFRY社(スウェーデン) Software and Optics 03 理工学研究科 斉藤 早紀 味の素株式会社食品研究所 健康価値開発センター 加工食品開発グループ 04 都市環境科学研究科 森田 菜月 富士通株式会社研究本部 人工知能研究所 05 システムデザイン研究科 山本 さき Ridgelinez株式会社 コンサルタント 06 人間健康科学研究科 岩瀬 和恵 川崎市立看護大学 看護学部講師 07 人間健康科学研究科 助川 文子 県立広島大学 保健福祉学部講師