Suppléments
ISSN: 2758-0628 Suppléments編集委員会 出版地:東京都八王子市

No. 3  2024

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目次

【いま、国家の脱構築?──デリダ、レヴィナス、中上健次と「国民国家(ネーション・ステート)」】

初期デリダにおける暴力の主題――植民地主義とアルジェリア戦争を背景として―― 小川歩人………1 →PDF

レヴィナスのライシテ論と「イスラエル」――キリスト教批判の観点から 若林和哉………17 →PDF

シオニズムに対するレヴィナスとデリダの距離 早尾貴紀………32 →PDF

ジャック・デリダと「国語」の発明 自伝、翻訳、国民国家 森脇透青………38 →PDF

たった一つの、私のものではない「日本語」――ジャック・デリダ、中上健次、『批評空間』―― 松田樹………53 →PDF

中上健次の地政学的壊像力――東アジア的「アウトロー」の交通空間 大杉重男………69 →PDF

【ジャック・デリダ『生死』を読む】

デリダと生物学主義の問い――デリダ『生死』講義を読む 亀井大輔………89 →PDF

Reproduction、あるいは私生児になること――『生死』講義第4 – 6回へのコメント 吉松覚………100 →PDF

ハイデガーのニーチェに抗する――『生死』講義第7回から第10回について―― 小川歩人………110 →PDF

生死をめぐる第三の環――『生死』を読み解くために―― 松田智裕………117 →PDF

デリダ『生死』に見る「生きるもの」と「真理」の問題について 田中祐理子………125 →PDF

円環の粉砕――デリダとの距離―― 十川幸司………131 →PDF

【書評】
Nicolas Murena, Le « mime de rien » de Philippe Lacoue-Labarthe 若杉直人………137 →PDF

Ginette Michaud, Lire dans la nuit et autres essais. Pour Jacques Derrida 嶺村慧………139 →PDF

No. 2  2023



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目次

【ジャック・デリダによる中国語】
ジャック・デリダによる中国語 ヘクター・G・カスターノ 翻訳:森脇透青
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「義絶」される「中国語」/「私産(しざん)」する「日本語」のグラマトロジー
――漢字と仮名を使用する「日本人」による斜めからの問い 大杉重男
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脱構築における抹消された「東方」――マオイズム、ソレルス、デリダ 森脇透青 →PDF

【ロドルフ・ガシェ『読むことのワイルド・カード』を読む──ポール・ド・マンと/のテクストについて】
ポール・ド・マンをたんに読む――ロドルフ・ガシェ『読むことのワイルド・カード』というプロセス 吉国浩哉 →PDF
絶対的な単独性を救うこと ロドルフ・ガシェ『読むことのワイルド・カード──ポール・ド・マンについて』 を読む 宮﨑裕助 →PDF

【ジャック・デリダ『哲学のナショナリズム』合評会】
「ゲシュレヒト」をどう読めばいいのか――『哲学のナショナリズム』藤本一勇訳 合評会報告 檜垣立哉 →PDF
言葉の種の散らばる性 ジャック・デリダ『哲学のナショナリズム』合評会に寄せて 串田純一 →PDF

【伊藤潤一郎『ジャン゠リュック・ナンシーと不定の二人称』合評会】
誰でもよいあなたへ――伊藤潤一郎『ジャン゠リュック・ナンシーと不定の二人称』へのコメント 安藤歴 →PDF
伊藤潤一郎『ジャン゠リュック・ナンシーと不定の二人称』から発して 小田麟太郎 →PDF
主体の脱構築をめぐって 林宮玉 →PDF
応答、あるいは入れ墨を彫ること 伊藤潤一郎 →PDF

【書評】
Stewart Motha, Archiving Sovereignty: Law, History, Violence 植田将暉 →PDF
Elsa Högberg, Virginia Woolf and the Ethics of Intimacy 松本夏織→PDF
Michaela Fišerová, Event of Signature. Jacques Derrida and Repeating the Unrepeatable 高波力生哉 →PDF

No. 1  2022



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目次

特集 I ジャン゠リュック・ナンシー追悼

「引き退き」はいかなる意味で実践的なのか――ジャン゠リュック・ナンシーとフィリップ・ラクー゠ラバルトの提起をめぐって 安藤歴 →PDF
ことば、意味、触れる、場――『コルプス』における身体論と言語について 
市川博規 →PDF
「絶対的有限性」について――ナンシー哲学と「私たちの時代」 小田麟太郎 →PDF
信は行為に放たれて L’acte de foi et/ou une foi en acte 柿並良佑 →PDF

特集 II 偽誓と赦し
偽誓の薄明の方へ――ジャック・デリダ『偽誓と赦しI』を読む 西山雄二 →PDF
概説 ジャック・デリダ『偽誓と赦しI』 西山雄二 →PDF
赦しの試練にかけられる真理――ジャック・デリダのセミネール『偽誓と赦し』の読解 ジネット・ミショー(桐谷慧訳)→PDF

オンラインセミナー

時間の弁証法と差延の思考――初期デリダにおけるアレクサンドル・コイレのヘーゲル研究の意義 小原拓磨 →PDF

錯綜、他性、非‐現在――初期デリダにおける時間の問題の概観 桐谷慧 →PDF

デリダ『スクリッブル』を読む
『スクリッブル』を読むために 松田智裕 →PDF

バルバラ・カッサン『ノスタルジー』をめぐって
バルバラ・カッサン『ノスタルジー』におけるハイデガー的「存在のノスタルジー」の解体 馬場智一 →PDF
ノスタルジーを(もっと)複雑化するために――バルバラ・カッサン『ノスタルジー』をめぐって 関大聡 →PDF

アカウンタビリティ/レスポンシビリティ――会計学の脱構築 國部克彦 →PDF

書評
Sean Gaston, Jacques Derrida and the challenge of history 亀井大輔 →PDF
Edward Baring, The Young Derrida and French Philosophy, 1945–1968 櫻田裕紀 →PDF
Mark Murphy (Ed.), Social Theory and Education Research : Understanding Foucault, Habermas, Bourdieu and Derrida 丹上麻里江 →PDF
Françoise Dastur, Déconstruction et Phénoménologie : Derrida en débat avec Husserl et Heidegger 宗利風也 →PDF
Alexander Schnell, Der frühe Derrida und die Phänomenologie. Eine Vorlesung 峰尾公也 →PDF

奥付 →PDF