東京都立大学
気候システム研究グループ
Climate System Research Group
Tokyo Metropolitan University
研究分野:

気候学、気候システム学、気象学、地理学、データサイエンス

研究テーマ: 

地球表層の水・エネルギー循環、アジアモンスーン、台風、大気陸面相互作用、気候シミュレーション、異常気象、気候変動

キーワード: 

降水、雲、豪雨、豪雪、洪水、干ばつ、大規模シミュレーション、ビッグデータ

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ニュース

 

2024.2.27

A new paper !!

Kitabayashi, S., & Takahashi, H. G. (2024). Seasonal Dependence of Recovery from Surface Cooling Induced by Strong Tropical Volcanic Eruptions, Journal of Geophysical Research - Atmospheres. accepted.


2023.12.21

大学院生の杉浦冬悟さんが、日本気象学会2023年度秋季大会における「海洋大陸で衰退するMJOの東西循環構造」の発表で、松野賞を受賞しました(受賞日:2023年12月16日)。 [Web Page]


2023.12.14

本のチャプターが出版されました。

Takahashi, H.G., Kiguchi, M., Sugimoto, S. (2023). Floods and Droughts in Asia, Europe, and America. In: Akimoto, H., Tanimoto, H. (eds) Handbook of Air Quality and Climate Change. Springer, Singapore. [Web Page]


2023.10.26

日本気象学会2023年度秋季大会での発表 [大会HP]

高橋 洋:西日本の高温日における大規模循環場の特徴

松﨑祐太:フィリピン海コールドサージの季節進行とその対流活動に対する影響

井上 凌:モンスーン循環の季節進行から見た梅雨明け期の降水量の年々変動

杉浦冬吾:海洋大陸で衰退するMJOの東西循環構造


2023.9.6

熱帯研究会に参加しました。

コメントをいただきましてどうもありがとうございました。 [Web Page]


2023.8.28

プレスリリース

衛星データからアジアモンスーンの季節を探る -降水の"微物理的"特徴からパターンを読み解く-Scientists zoom in on the Asian monsoon season using satellite data -Deciphering patterns in "microphysical" features of precipitation- [Web Page]


2023.8.24

論文が掲載されました。オープンアクセスです。

アジアモンスーンの雨の降り方の季節変化について、衛星観測データを用いて解析したものです。

研究会などでたくさんのコメントをいただきました。どうもありがとうございました。

Yamaji, M., and H. G. Takahashi, 2023: Seasonal Differences of Precipitation and Microphysical Characteristics over the Asian Monsoon Region Using Spaceborne Dual-Frequency Precipitation Radar. J. Atmos. Sci., 80, 2115–2128, https://doi.org/10.1175/JAS-D-22-0198.1. [Web Page]


2023.8.21

今年の猛暑などについて、日本経済新聞の取材を受けました。

コメントが以下の記事に掲載されています

https://www.nikkei.com/telling/DGXZTS00006100X20C23A7000000/


2023.7.25

仙台から高校生が3名、研究室を訪問されました。

ことわざと気象の関連性について課題研究をしているとのことで、飛行機雲と気候の関連性や、前日の気候と翌日の降水確率の関係性などについて、質問を受けました。

研究熱心な生徒さんとの対話は、楽しい時間でした。


2023.7.18

オープンキャンパスがありました。

地理環境学科のオープンラボの参加者は、100名以上でした。

写真の球体展示(ダジックアース)は、気象に関心がある方には、興味を持っていただきました。

猛暑でしたが、ご参加いただき、ありがとうございました。


2023.6.8

アメリカ気象学会のJournal of the Atmospheric Sciencesに論文が受理されました。

"Seasonal differences of precipitation and microphysical characteristics over the Asian monsoon region using spaceborne dual-frequency precipitation radar" by Moeka Yamaji & Hiroshi G. Takahashi. [Web Page]

 

アジアモンスーン域における、降水特性の季節変化について、GPMの新しい観測を使って明らかにしたものです。草稿段階でのコメントをくださった皆様、学会や研究会などでコメントをくださった皆様、どうもありがとうございました。近日中に早期出版の予定です。先日の気象学会のシンポジウムでも一部紹介いたしました。[Twitter]


2023.5.29

JpGU2023で学生が発表しました。

「海洋大陸におけるMJO衰退の季節性と背景場が与える影響」

日本語でタイトルを書きましたが、英語の発表でした。頑張って発表していました。コメントをくださった皆様、どうもありがとうございました。


2023.5.22

日本気象学会のシンポジウムで、アジアモンスーンについての発表をいたしました。

ご参加くださった方、どうもありがとうございました。また、ご協力くださった皆様に感謝申し上げます。

シンポジウムの要旨集の編集は、スタッフの本門さんにお願いしました。


 

当グループについて

この研究グループでは、地球規模・領域規模の水循環(蒸発ー水蒸気輸送ー降水の流れ)、アジアモンスーン地域の雨や雲の気候変動(洪水/干ばつ)、地表面状態による降水特性への変化(大気陸面相互作用)、地表面改変による地域気候への影響などを対象として気象・気候現象や気候変動の研究しています。

気象や気候現象を調べるために、地上観測データ(日本ならアメダスなど)、衛星リモートセンシングによる地球観測データ(TRMM/GPMなど)、再解析データ(JRA55など)、気象・気候モデルによるシミュレーションなどを用いて研究しています。

日本では、日本海側の雪、関東の気温・豪雨、アジアモンスーン域では、タイの洪水などの東南アジア、南アジアの雨や熱帯低気圧(台風など)を対象に研究しています。アジアモンスーン地域では、エアロゾルなどの大気汚染物質と雲・雨との関わりなども研究対象です。アジアモンスーンの 降水変動は、日本の気候にも影響することが知られているため、重要な研究対象です。

大学で、気象学・気候学を学びたい高校生のみなさんへ

関東地方の大学で気象学・気候学を学ぶのであれば、東京都立大学の地理環境学科が一つの選択肢です。「地理」は、文系のイメージですが、地理環境学科は、理系の教員が多いです。ただし、文系や理系にとらわれずに、それぞれの現象に対して、様々なアプローチで研究をしています。地理環境学科全体については、こちらのHPをご確認ください。

その中で、気象学・気候学・地球環境学も学べます。地球規模気候変動から都市の気候まで幅広く研究できます。気象学・気候学を選択する学生は理系の学生が多いですが、文系の学生もいます。

入試は、「地理」や「地学」以外の「物理」と「化学」などでも受験できます。詳しくは、入試情報を必ずご確認ください。

大学院で、気象学・気候学を学びたい学部生のみなさんへ

東京都立大学では、気象学・気候学の大学院生を募集しています。学部での専門が異なる方もご検討ください。これまでにも、他大学から進学した学生がたくさんいます。毎年5月を目処に研究室訪問をお願いします(オンラインでの相談もできますので、まずは、お気軽にご連絡ください)。 具体的な研究内容は、本HPなどを参考にしてください。

連絡先

東京都立大学 都市環境科学研究科 地理環境学域
高橋 洋
E-mail: hiroshi3~at~tmu.ac.jp

アクセス

〒192-0397
東京都八王子市南大沢1-1

東京都立大学 プロジェクト研究棟303室
 

 
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