さまざまな対人援助の現場への見学実習に行きます。また動画視聴やゲスト講師の話から、ソーシャルワークについて具体的にイメージしていきます。コミュニケーションの練習や介助体験も行います。
※ソーシャルワーク実習への参加希望を6月までに確認し、2月の60時間実習(SW実習Ⅰ)の配属を行います。希望者リストに基づき、後期の実習科目の履修登録は教員が一括して行います。
夏休み中に3日間程度のボランティア体験への参加が強く推奨されています。
後期の実習に向け、「日誌を書く」練習から始めましょう。
<2年次後期>
「ソーシャルワーク演習Ⅱ」「ソーシャルワーク実習Ⅰ」「ソーシャルワーク実習指導Ⅰ」を履修します(教員が一括登録)。ソーシャルワーク論Ⅱ、そのほか指定科目の履修を進めましょう。
ソーシャルワークの基本的なスキルを、ロールプレイや体験学習を通じて身に着けていきます。また3年次の180時間実習(SW実習Ⅱ)の配属を調整します。実習で何を学びたいのか、目標を明確にしていきましょう。
12月~1月まで集中講義形式で事前指導を行います。各自の実習先に関する事前学習を行い、それを踏まえて実習計画書を作成します。
また実習中には巡回指導・帰校指導を行います。
実習終了後は、実習報告書を作成し、実習報告会で発表します。
2月~3月の春季休業期間中に60時間以上(約8日間)の現場実習に参加します。短期の実習となりますので、ソーシャルワーク実践現場の役割や機能について学んだり、ソーシャルワーカーがどのような役割を果たすかを学ぶことが中心となります。実習中は毎日実習日誌を書き、考察を深めましょう。
<3年次>
「ソーシャルワーク実習Ⅱ」「ソーシャルワーク実習指導Ⅱ」「ソーシャルワーク演習Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ」を履修します(いずれも教員一括登録科目)。また、「社会福祉政策論」「社会福祉原論」「ソーシャルワークの理論と方法Ⅰ、Ⅱ」等、必修科目、指定科目の履修も進めましょう。
実習先に関する事前学習を行い、実習先の機関・施設の特徴や利用者の特徴について理解を深めます。また実習に備えて様々な書類の準備を進めます。実習先から別途事前レポートを求められる場合もありますので、個人個人が目的意識を持ち、教員と相談しながら進めましょう。
ソーシャルワーク演習Ⅲの授業では、より具体的なソーシャルワークスキルに関する演習を行います。ロールプレイ体験を丁寧に積み重ねていきましょう。
ソーシャルワーク演習Ⅳの授業では、視聴覚教材の活用、ゲストの講話、事例分析を通じて、実習先に即したソーシャルワーク実践についての理解を深めましょう。
ソーシャルワーク実習Ⅱでは、厚生労働省の規定により180時間以上の実習に参加します。一つの施設で180時間の実習を行いますので、利用者や家族と直接触れ合ったり、支援計画書づくりに携わったりするなど、単なる同行以上の実習体験ができるでしょう。毎日実習日誌を書き、実習指導者にコメント指導を受ける必要があります。「実習日誌」の記入様式は以下からダウンロードできます。各自、必要分を事前に印刷してその場で書ける準備をして下さい。自宅で夜に記入し翌日に提出するよう求められる実習先の場合には、あらかじめ実習指導者と相談の上、パソコンで作成しても構いません。
ソーシャルワーク実習のまとめとして、各機関で準備している支援計画書に基づいて、アセスメントープランニングまで取り組んでください。それが難しい実習先では、大学で準備した事例分析票や事例アセスメント票を用いて、利用者理解を深め、支援の計画の立て方を考えて下さい。
実習の終了後の後期では、実習体験について振り返りを行い、ソーシャルワークの職域・職種・実践に関する学びをさらに掘り下げていきます。自己の体験の振り返り、言語化、共有、質疑を踏まえてさらに深く考えた結果を、実習報告書としてまとめあげていきます。
実際に実習経験に基づいて事例分析を行っていきます。難しい事例にどう対応するか、事例への向き合い方からどのような自己覚知ができたか、など様々な方面から掘り下げながら理解を深めます。