2年次には「基礎演習」が必修となります。社会福祉学に関する基本的な研究方法について、グループワークを通して学んでいきます。また「社会福祉援助技術論」も必修です。制度政策とソーシャルワークをつなげる授業となります。
そのほか、社会福祉士国家試験受験資格を得たい人は、翌年の実習に備えて「社会福祉援助技術演習I」を履修する必要があります。さらに、実習先の希望が明確にある場合には、「高齢者福祉論」「障害福祉論」「児童家族福祉論」などを履修し事前学習しておくと、体験による学びが深まるでしょう。
3年次はより専門的な学びを深める時期です。必修科目の、「社会福祉学原論」はこの時期に履修すると、これまで各論的に学んできたことが結び合わされて理解が深まります。 社会福祉援助技術現場実習に行く学生にとっては、夏休みはつぶれるが、とても充実した期間となります。
「認定社会調査士」「社会福祉主事(任用資格)」等の資格を得たいと考えている人は、履修計画を確認して下さい。
将来の進路と、自分が卒論で研究したいテーマを見据えながら、他専攻の授業科目をたくさん取り、見識を広げることも重要です。
4年次の必修は、「卒業論文」「卒論演習」です。
3年次の後半から4年次の前半にかけては、卒論研究と就職活動を同時並行する、忙しい時期です。大学にほとんど寄れない、来ても就職課ばかり、という方もいらっしゃいますし、大学でしょっちゅうお見かけはするけれど、中央図書館や書庫にこもって公務員や大学院入試等の試験勉強にひたすら励んでいる方もいます。卒論研究が大変にならないよう、ゼミや行事を通じて教室からは卒業支援を行っています。バランスを保って下さい。