私の特技?大蔵流狂言実演        


  こんにちは、脇田です。暖かいというより暑くなって参りましたが、お元気のことと存じます。さて私は毎年、趣味の狂言を上演いたしておりますが、今年2024年は5月18日(土曜日) 12時頃から「長光」という狂言を千駄ヶ谷の国立能楽堂で上演いたします。

 「長光」は「太刀盗人」として歌舞伎でもたびたび上演されるなど大変人気のある狂言演目です。都のすっぱ(スリ)が田舎者の太刀を盗もうとして、取り合いとなります。仲裁人が出てきて、誰の刀かと聞くと、田舎者ばかりかすっぱまで、自分のものだと言い張ります。そこで太刀の銘や寸法、意匠を仲裁人は二人に聞いていきますが、すっぱは口真似をしてあくまで自分のものだと言い張りますが・・・、という狂言です。
古典芸能というより泥棒のコントと言ったほうが分かりやすいと思います。私はヒゲを付けてすっぱを勤めます。

 お社中にはプロの俳優さんや声優さんらが余技として狂言をならっておられたり、数十年もお稽古なさっていられる方など、たいへんうまい方もいらっしゃいますので、もし御時間と御興味があるようでしたら、是非とも御出かけ下さるようお願いいたします。
 また御観覧の皆様にはご挨拶申し上げたく、私の出番の「長光」の次の演目が終わる頃には、国立能楽堂内の喫茶店「向日葵」でお待ちしております。
 なお素人のおさらい会でございますので、お誘い合せの上、お気軽におこし下さい。また楽屋見舞等、御気遣い御無用にお願いいたします。

2024年4月

脇田成

プログラム 1,2
(プログラムとご招待券は、お申し付け下されれば、郵送いたします。また招待券がなくとも誰でも入れますので、お知り合いの方にご紹介頂ければ幸いです。)

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「唐相撲」のアニメーションgif 1 2


              

京都観世会館にて「仏師」   「竹生島参」:20歳のころの「おばさんパーマ」の私
(うしろにいるのは師匠だが、
何のためにいるかといえば
せりふを忘れたら大きな声
で言ってくれるためである。) 

私の芸歴


私の芸風


私の芸談


私の公演

1994年9月11日 京都観世会館 「寝音曲」
1995年2月11日 京都観世会館 「萩大名」
1995年6月11日 東京表参道 観世銕仙会 「舟船」
1996年7月21日 京都観世会館 「瓜盗人」
1997年6月29日 東京表参道 観世銕仙会 「縄綯」
1999年4月29日 東京 国立能楽堂 「蝸牛」

そそっかしい太郎冠者が、かたつむりをとってこい、と言われて、出会ったのが『頭が黒く』『腰に貝をつけた』山伏で、歌と踊りの珍問答が繰り広げられるというたいへん楽しい狂言です。

2005年12月17日 東京 国立能楽堂 たんぽぽ会 「萩大名」
2006年9月17日 京都観世会館 「魚説経」
2007年6月10日 東京表参道 観世銕仙会 たんぽぽ会 「魚説経」
2008年1月27日 東京 国立能楽堂 たんぽぽ会 「二九十八」
2009年6月27日 東京 国立能楽堂 たんぽぽ会 「鎌腹」
2009年11月21日 京都観世会館 楽劇の祭典 「酢薑」
2010年11月23日 東京 国立能楽堂 たんぽぽ会 「鬼瓦」
2011年12月25日 東京 国立能楽堂 たんぽぽ会 「惣八」

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能・狂言については
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