人材養成プログラム『あんど！大島2』

内地・東京から南西へ約108km。先の海上に浮かぶ伊豆大島。かつては離島ブームにわいたこの島も、近年は他の島々と同じく観光需要の伸び悩みを見せています。こうした傾向は長らく「観光業」の一本柱に支えられてきた伊豆大島の経済にとって深刻な問題です。

こうした状況を打破し、島に安定的かつ持続可能な収益をもたらすために何ができるのか。わたしたちは、島の人たちとも議論を重ねながら、島内の地場産業と「観光」を組み合わせ、さらに自然とも共生しつつ新たな価値を提案する「新６次産業」の創出が必要と結論しました。

この講座はそんな新産業を生み出すリーダーとなる起業家を養成することを目的としています。詳しい講座の内容については、OVER VIEW(講座概要)のページをご覧ください。

ごあいさつ

我が国にとって、伊豆七島や小笠原諸島などの島嶼地域は、重要な観光資源です。

海と山の自然で美しい環境や風景は、人々に憩いをもたらす観光資源になり、島々の温暖気候は農林業資源を生み出し、周辺海域は水産資源としての価値をもたらしています。

しかし、島嶼地域では著しい人口の減少や高齢化によって、これらの豊富な資源から価値を十分に生み出していないのが現状です。

是非、受講生となる皆様の創造力で、伊豆七島をモデルにして価値を引き出してください。期待しています。

「あんど！大島2」顧問
森本博行
（首都大学東京・名誉教授）