首都大学東京・変分問題セミナー
何年か前より, 首都大学東京では「変分問題セミナー」を開催しています.
・趣旨など: このセミナーでは"変分問題"を主テーマに,
非線形楕円型偏微分方程式およびそのほかの非線形現象を記述する非線形偏微分方程式に関連した幅広い研究・交流の場として開催しています.
通常,
月２回くらいのペースで行っており, 勉強会的な色彩も強いセミナーです. そういった理由から, 講演者には, 通常１時間半の講演を２回お願いしており,
参加者全員が講演テーマを味わえるよう, 最初の１時間半の講演では, 動機付けや基礎知識をゆっくりはなしていただけるよう依頼しています. （今後,
論文紹介と問題提起のような講演も企画したいと考えています.)
・このセミナーにご関心のある方は,
どなたでもご参加ください.
・通常時間帯：金曜の13:30-17:00
（１時間半の講演＋30分休憩＋1時間半の講演といった構成が標準的です)
・場所: ８号館６階６１０室
★2014年度のセミナー記録:
◇日時：2015年2月21日（土曜）15:00-18:00
講演者: 高橋 太氏（大阪市立大）
講演題目： Effect of the distance between singular points in Hardy
inequality with multi-singular potentials
◇日時：2015年3月18日（水曜）15:00-18:00 ※場所が通常と異なり, 618室で行います.
講演者: 渡辺 達也氏（京都産業大）
講演題目： プラズマ物理に現れる準線形シュレディンガー方程式の定常状態について： 最近の進展と今後の課題
★2013年度のセミナー記録:
◇日時：2014年1月24日（金曜）16:30-18:30
講演者: 佐藤 洋平氏（埼玉大）
講演題目： 正と負の相互作用を含む連立非線形シュレディンガー方程式のエネルギー最小解
★2012年度のセミナー記録:
◇日時：2013年3月15日（金曜）15:00-16:00 & 16:30-17:30
講演者: 森田 善久氏（龍谷大・理工）
講演題目： Spectrum comparison for semilinear reaction-diffusion systems
★2011年度のセミナー記録:
◇日時：8月4日（金曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
[1]講演者:
佐藤 洋平氏 (大阪市立大学）
講演題目:
一次元非線形シュレディンガー方程式の正値解の存在について
[2]講演者: 高橋 太氏 (大阪市立大学）
講演題目: 多重調和作用素の Green 関数に対するいくつかの恒等式とその応用
◇日時：2月3日（金曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
講演者:
大下 承民氏 (岡山大学）
講演題目:
ミクロ相分離における粗大化・安定化・中心移動について
講演概要：
本講演では，まずミクロ相分離現象を記述する変分問題について入門的な説明を行う．その後，体積分率が小さく相領域が，小さい球面あるいは円柱の集まりになる場合の時間発展を考察する．ある時間スケールでの時間発展は，粗大化と半径の安定化により支配され，中心移動はずっと大きい時間スケールでのみ影響を及ぼすことがわかる．本講演では，この粗大／安定化を記述する三つの平均場モデル（希薄バージョン，その空間非一様拡張バージョン，および中心移動まで含むバージョン）について概説した後，それらが確率測度の空間における勾配流とみなせること，希薄バージョンの平均場モデルに対する平衡状態の安定性，
および初期値問題の解の収束結果についてお話する．
◇日時：2月14日（火曜）-15日（水曜）
研究集会「非線形偏微分方程式と変分問題」
場所：南大沢キャンパス８号館６階 ６１０室
◇日時：3月5日（月曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
※通常と曜日が違いますので、ご注意ください。
講演者:
久藤 衡介氏 (電気通信大学）
講演題目:
表面科学の数理モデルに現れる反応拡散移流系について
◇日時：3月9日（金曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
講演者:
梅津 健一郎氏 (茨城大学）
講演題目:
ロジスティックタイプの非線形楕円型境界値問題に対する正値解の
大域的分岐構造について
講演要旨：
本講演では，滑らかな境界をもつ有界領域においてロジスティックタイプの非線形楕円型境界値問題を非線形境界条件のもとで考察する．
考察の目的は自明な解の枝から分岐する正値解の大域的構造を詳細に調べることである．領域内部の非線形項がロジスティックより吸収効果をもつ
べき乗型であるのに対して，境界条件のそれは爆発効果をもつべき乗型である．特に両者のべきが等しいとき，正値解のパラメータによる
大域的構造はロジスティックの線形項に現れる重み関数と領域の情報に依存して決まることが観察できた．ただし，領域の情報とは２次元領域の場合には
領域の面積とその境界の長さの大小関係で与えられる．このことにより，２つ非線形項はある意味つりあいの状態にあり，べきの情報が分岐枝の構造の決定に直接的に
関わらないことが推察される．本講演で用いられる主な手法は，局所及び大域的分岐理論，super and subsolutions,
陰関数定理，Lyapunov-Schmidt 法，Picone の等式，
正値解の安定性である．非線形境界条件のもとでの正値解の有界な subcontinuum (maximal, closed, and connected subset) の存在についても触れる．
◇日時：3月16日（金曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
講演者:
神保 秀一氏 (北海道大学）
講演題目:
弾性体方程式に現れる固有値の特異摂動問題
★2010年度のセミナー記録:
場所：南大沢キャンパス８号館６階 ６１０室
◇日時：3月18日（金曜）14:30-16:00 & 16:30-18:00
中止しました.
[1]講演者:
佐藤 洋平氏 (大阪市立大学）
講演題目:
一次元非線形シュレディンガー方程式の正値解の存在について
[2]講演者: 高橋 太氏 (大阪市立大学）
講演題目: 多重調和作用素の Green 関数に対するいくつかの恒等式とその応用
場所：南大沢キャンパス８号館６階 ６１０室
◇日時：3月11日（金曜）15:00-16:30
中止しました.
講演者: 神保 秀一氏 (北海道大学・理学研究院）
講演題目: 細い弾性棒の低周波振動
◇日時：3月4日（金曜）14:00-15:30 & 16:00-17:30
講演者: 田崎 創平氏 (大阪大学・基礎工学研究科）
講演題目: ある歪勾配型熱粘弾性系における定常状態とその安定性
◇日時：2月11日（金曜）-12日
研究集会「非線形偏微分方程式と変分問題」
場所：南大沢キャンパス８号館６階 ６１０室
◇日時：1月14日（金曜）15:00-17:00
講演者: 内藤 雄基氏 (愛媛大学）
講演題目: 臨界 Sobolev 指数をもつ非斉次半線形楕円型偏微分方程式
場所：南大沢キャンパス８号館６階 ６１０室
◇日時：11月4日（金曜）14:30-16:00, 16:30--18:00
講演者: 柴田 将敬氏 (東京工業大学）
講演題目: 半線形シュレディンガー方程式系の定在波解について
★2008年度のセミナー記録:
◇日時：1月23日（金曜）１３時３０分−１７時
講演者: 田崎 創平氏（大阪大学・基礎工）
講演題目: Stationary Fix-Caginalp equation with non-local term
◇日時：12月5日（金曜）１３時３０分−１７時
講演者: 平田 潤氏（早稲田大学・理工）
◇日時：７月１８日（金曜）１４時３０分−１７時
開始時刻が通常とは違いますので,
ご注意ください.
講演者: Wenming Zou氏（Tsinghua University）
講演題目: On the Brezis-Nirenberg problem
◇日時：７月４日（金曜）１３時３０分−１７時
講演者: 前田 昌也氏（京都大学・理学研究科）
講演題目: Concentration and Exponential Decay of Standing Waves
・連絡先:
倉田 和浩(042-677-2459, 内線 3141)
E-mail: kurata (at) tmu.ac.jp