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設計研究

DESIGN ENGINEERING

人工物の設計は、人工物のライフサイクルに関する知識の集積を必要とするフェーズの一つです。本グループでは、人工物の設計に関する研究の一環として、知識操作をベースとする設計過程のモデルに関する研究を行っています。一般設計学、実験設計学(設計過程の観察、その定式化)からスタートし、設計過程を知識操作と考え、これを実現する(対象の)モデル操作と論理操作からなるモデル化に関する研究、およびその結果に基づく設計支援ツールの開発を実践しています。また、機械システムのモデリング技術の高度化、つまり設計対象物の表現論、表現技術に関する研究として、モデリング過程知識の体系化、知識表現のオントロジー、機能モデリングなどの研究を行っています。保全も設計と同様に人工物のライフサイクルに関する知識の集積を必要とするフェーズですが、設計情報など、これまで保全では十分に活用されていなかった情報を用いて保全や運用の高度の自動化を目指す研究も併せて行っています。また、サービス工学に関する説明で述べたように、今後の製造業においては、人工物をサービスの伝達・供給・増幅するためのデバイスであると考えることにより、その設計、製造の対象を人工物からサービスそのものへと拡大することが必要です。これに対して本グループでは、サービスの設計を支援することを目的としたサービス・モデリングの研究、サービス設計に対する計算機による知的な支援を行うサービスCADの開発をもその対象としています。

■ UAS(Universal Abduction Studio)
設計に限らず、今後の社会においては知識がより一層重視されることが予測されます。本グループは設計における知識操作の中心はアブダクション(Abduction)と呼ばれる推論形態にあると考え、アブダクションの形式化とこれの延長としての汎用推論環境 UAS(Universal Abduction Studio)の開発を行っています。UASが可能とする知識操作とは、設計対象と異なる領域知識と設計対象の領域知識を新しい設計目的の元に統合し、それを再構成する操作を指します。すなわち、UASは創造的設計における異なる領域知識間の知識統合を支援するための計算機環境であり、設計者との動的なインタラクションにより、設計課題の解決を支援する協調的問題解決システムです。また、Webという膨大な情報リソースから設計に関する知識を自動的に抽出・蓄積することで大規模な仮想設計知識データベースを構築し、そこに含まれる知識の再利用を促進することで設計を支援するシステムの開発も進めています。


創造の過程モデル

創造性の評価手法(2023年2月公開予定)

d-COCOON(design Core of Cocreation Orchestrating New-eras)

LAST UPDATED: 2022/11/16 (C) SHIMOMURA LABORATORY