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第9回リカレント化学講座

第9回高校教員のためのリカレント化学講座
「和食に潜むソフトマター科学」

*第9回高校教員のためのリカレント化学講座は終了しました。本講座の動画はYouTubeで見ることができます(前半後半)。また、本講座の記録や関連情報はFacebookページをご覧下さい。

高等学校化学教員 各位

「高校教員のためのリカレント化学講座」は今年で第9回を迎えます。今年度は8月3日(土)に首都大学東京・秋葉原サテライトキャンパスにて開催し、「和食に潜むソフトマター科学」というテーマで、小泉功二氏(神楽坂「虎白」店長・統括総料理長)、及び、好村滋行(首都大学東京・准教授)の2人による講演を予定しております。

料理と科学の間には深い関係があります。調理で起こっている現象には、化学や物理の言葉で説明できるものがたくさんあります。また、料理も科学も日進月歩で、絶えず新しい試みや挑戦がなされています。今回ご講演をお願いした小泉功二氏は、和食の伝統技法をベースとして革新的な日本料理を創り続ける新進気鋭の和食料理人です。小泉功二氏の巧みな日本料理は多くの人々を魅了し、「虎白」はミシュランガイド2012と2013で二つ星の評価を得ています。小泉功二氏のご講演では、新しい料理の着想や開発の秘話、現代に生きる和食の伝統技法などの他に、食感や香りの工夫、味やうま味の工夫、温度や調理順の工夫などについてお話しいただく予定です。また、ご講演内容に沿って簡単な試食も準備して下さる予定です(ただし、和食の料理講座ではありません)。

好村はソフトマターと呼ばれる柔らかい物質を専門的に研究しております。今回は小泉功二氏のご講演を受けて、調理に潜む科学的現象をあぶり出し、わかりやすく解説する予定です。このような企画を考えた意図の一つに、調理という日常的な体験を科学の題材にすることによって、特に若い世代の科学に対する興味を高めたいという狙いがあります。また、料理の中でも特に和食に注目するのは、このグローバル化の時代の中で、日本人がこれまでに培ってきた世界に冠たる食文化を、我々自身が再認識したいと考えているからです。

講演者へのご質問やリクエストがございましたら、参加登録の際にお寄せ下さい。事前にお伝えさせて頂きます。また、各講演には、十分な議論の時間を設けております。なお、研修としてご参加されるにあたって、私共から何らかの書類(出張依頼書など)を必要とされる場合は発行いたしますので、申し込み時にお申し付け下さい。

2013年4月26日
講座担当者 好村滋行
化学コース主任 城丸春夫

主催と共催

  • 主催:首都大学東京・理工学系・化学コース
  • 共催:首都大学東京・高大連携室/大学での学び発見室

日時と場所

  • 日時:2013年8月3日(土)10:00〜16:00
  • 場所:首都大学東京・秋葉原サテライトキャンパス
    〒101-0021 千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル12階

  • 大きな地図で見る
  • 南大沢キャンパスではありませんので、お間違いのなきようご注意下さい。

プログラム

2013年8月3日(土)
10:00-10:15 『はじめに』 好村滋行(首都大学東京)
10:15-12:00 『いかにして新しい和食を生み出すか』 小泉功二(神楽坂「虎白」店長)[YouTube]
12:00-13:30 昼食
13:30-15:00 『ソフトマターの調理法』 好村滋行(首都大学東京)[YouTube]
15:00-16:00 質疑応答・歓談

申し込み方法

  • 参加費:無料(資料準備の都合上、事前の申し込みをお願い致します。)
  • 参加申し込み:以下の項目を記載して、秘書の圷宛(ak-haru[@]center.tmu.ac.jp)に電子メールでお送り下さい。件名を「和食」として下さい。
    • お名前、ご所属、ご住所、電話番号、メールアドレス
    • 参加に当たってのご希望、講演者への質問事項(任意)
  • 参加申し込み締切:2013年7月29日(月)
  • 定員:80名

その他

  • 本講座の内容に関するご質問は好村宛(komura[@]tmu.ac.jp)にご連絡下さい。
  • 本講座は高校教員を対象としたものでありますが、高校教員でない方の参加も大いに歓迎いたします。料理やソフトマターに関心のある方や、将来教員を目指す学生など幅広く受け付けています。参加をご希望される場合には、上記情報とともに圷宛(ak-haru[@]center.tmu.ac.jp)にご連絡下さい。

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