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第10回リカレント化学講座

第10回高校教員のためのリカレント化学講座
「和食を彩る発酵の科学」

*第10回高校教員のためのリカレント化学講座は終了しました。本講座の記録や関連情報はFacebookページをご覧下さい。

高等学校化学教員 各位

「高校教員のためのリカレント化学講座」は今年で第10回を迎えます。今年度は8月23日(土)に首都大学東京・南大沢キャンパスにて開催し、「和食を彩る発酵の科学」というテーマで、田中充郎氏(小澤酒造株式会社・杜氏)と廣田耕志(本学化学コース・教授)の2名による講演を予定しております。料理と科学の間には深い関係があります。また、調理も科学も日進月歩で、絶えず新しい試みや挑戦がなされています。今回の企画では、和食を支える発酵技術に焦点をあてることにしました。

奥多摩の豊かな自然に囲まれた小澤酒造株式会社の創業は、少なくとも元禄15年(1702年)に遡るとされ、現在は日本酒「澤乃井」の名で広く知られています。今回ご講演をお願いした田中充郎氏はここで杜氏をされており、これまでに数多くの優れた日本酒を世に送り出してきました。ちなみに、「澤乃井」は平成24酒造年度全国新酒鑑評会で金賞を受賞しています。田中氏のご講演では、日本酒造りの工程や化学的なプロセス、現代に生きる酒造の伝統技法、新しい日本酒の着想や開発の秘話などについてお話しいただく予定です。一方、廣田耕志の専門は分子生物学で、DNAとタンパク質の複合体である「クロマチン」の機能や制御の仕組みについての研究を行っています。廣田は田中氏のご講演を受けて、発酵現象における化学をわかりやすく解説する予定です。

講演者へのご質問やリクエストがございましたら、参加登録の際にお寄せ下さい。各講演には十分な議論や質問の時間を設けております。なお、研修としてご参加されるにあたって、私共から何らかの書類(出張依頼書など)を必要とされる場合は発行いたしますので、申し込み時にお申し付け下さい。それでは8月に首都大でお目にかかれることを楽しみにしております。

2014年4月18日
講座担当者 好村滋行
化学コース主任 野村琴広

主催と共催

  • 主催:首都大学東京・理工学系・化学コース
  • 共催:首都大学東京・高大連携室/大学での学び発見室

日時と場所

  • 日時:2014年8月23日(土)10:00〜16:00
  • 場所:首都大学東京・南大沢キャンパス・国際交流会館

プログラム

2014年8月23日(土)
10:00-10:15 「はじめに」 好村滋行(首都大学東京・化学コース)
10:15-12:00 「日本酒ができるまで」 田中充郎(小澤酒造株式会社・杜氏)
12:00-13:30 昼食
13:30-15:00 「醸造・発酵の化学」 廣田耕志(首都大学東京・化学コース)
15:00-16:00 ビデオ上映・歓談

申し込み方法

  • 参加費:無料(資料準備の都合上、事前の申し込みをお願い致します。)
  • 参加申し込み:以下の項目を記載して、秘書の圷宛(ak-haru[@]center.tmu.ac.jp)に電子メールでお送り下さい。件名を「発酵」として下さい。
    • お名前、ご所属、ご住所、電話番号、メールアドレス
    • 参加に当たってのご希望、講演者への質問事項(任意)
  • 参加申し込み締切:2014年8月17日(日)
  • 定員:80名

その他

  • 本講座の内容に関するご質問は好村宛(komura[@]tmu.ac.jp)にご連絡下さい。
  • 本講座は高校教員を対象としたものでありますが、高校教員でない方の参加も歓迎いたします。参加をご希望される場合には、上記情報とともに圷宛(ak-haru[@]center.tmu.ac.jp)にご連絡下さい。なお、申し込み人数によってはご希望に沿いかねる場合もございますので、予めご了承願います。

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