メトロポリタン史学 第6号  2010年12月



   <特集1>地域世界論の新地平
      特集にあたって ……小谷 汪之
        故郷喪失者が問う地域 ……藤田  進
          ―パレスチナ難民の現場から考える
        「中東論」の現在 ……栗田 禎子
          ―「大中東」構想と「イスラーム世界」論のはざまで
        ウェールズとイングランド ……平田 雅博
        古代東アジア世界論とその課題 ……金子 修一
        天朝「大清国」から国民国家「大清帝国」へ ……千葉 正史
          ―清末における政治体制再編と多民族ナショナリズムの起源―
        秀吉の朝鮮侵略における鼻切りと虚構の供養  ……北島 万次
 
   <特集2>歴史は誰のものなのか
      特集にあたって ……小谷 汪之
        「歴史」を領有する水稲農耕民 ……北條 芳隆
        歴史の争奪 ―中韓高句麗歴史論争を例に― ……古畑 徹
        「トルコ革命史」は誰のものか ……新井 政美
        国境地域へのまなざし、国境地域からのまなざし ……西山 暁義
           ―アルザス・ロレーヌの事例から―
        古代ギリシアの遺産の継承について ……桜井 万里子
           ―『ブラック・アテナ』の余波のなかで考える―

-------------------------------------------------------------------------------
     唐代越喜靺鞨の住地とその移動について ……赤羽目 匡由
     沖縄戦授業についての臨床教育学的アプローチ ……久保田 貢