首都大学東京は今年で開学7年目の新しい大学ですが,理工学系数理科学コースには,その前身となる東京都立大学理学部数学科の伝統が脈打っています.
このオープンクラス「高校生のための数学-夏の学校」も,東京都立大学理学部のオープンクラスの伝統を引き継いで開催されるもので,今回で16回目となります. さて,みなさんは,小学校の算数から始めて,中学校,高等学校と数学を学んでゆくと,「これ以上,数学で勉強することは残っているのだろうか」と感じた事はありませんか? また,この20年間の間に「フェルマーの定理」や「ポアンカレ予想」と呼ばれる大問題が解決されましたが,こうしたニュースに触れると,数学の研究で残っているものはあるんだろうかと思ったことはありませんか? 実は「勉強することや研究すること」はたくさんあります.数学は,人類の歴史の中で最も古い学問の一つでありながら,今なお,活発に研究が行われている学問なのです.近年では,情報科学を始め,他の様々な科学の基盤として役割を果たしている一方,こうした他分野から新たな問題を取り入れて発展しています.ただ,残念ながら,普通の高校の授業では,こうした話題に出会うことは少ないと思います. 第一線で活躍する数学者・情報科学者である講師陣の講義を通して,大学で学ぶ数学・情報科学の入り口にたち,高校数学の先の世界を覗いてみませんか? (夏の学校 構成委員会 岡田 正已、酒井 高司、平田 雅樹 ) |
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> 当日の授業風景 < 2011年8月21日(日)10:00〜14:30
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