津村研究室への進学を考える方へ


本研究室は, 主に中学・高校の教員を目指す学生さんを対象に, 数学力をしっかりと身につけた数学教員の養成
一つの柱として運営されています.

私(=津村)は 1986年から1998年の12年間(24歳〜36歳),私立高校の専任教諭として,高校数学の教育に
携わりました。そのときに感じたのは・・・
 『教える立場の人間は,数学をしっかりと多角的に理解して,その魅力を自分の言葉で語らなくてはいけない』
ということでした。

学部の授業でがんばって数学の勉強に取り組んでも, その期間だけでそれらを十分に消化するのはなかなか難しい
のが現実です. 4年次の卒業研究において, じっくりと大学で学んだ数学を勉強すること, さらに意欲的な学生さんは
引き続き, 修士課程(博士前期課程)の2年間で, より専門的な数学に取り組むことで, 少し高い立場から大学で学習
した数学を見直すことができるようになります
.

このような学習経験を通して, 大学で学んだ数学をしっかりと消化し, 余裕を持って中学・高校の教員になると,
自分が担当する授業において非常に視野の広い, 深みのある教育を行なうことができます.

さらに数学の勉強にとどまらず, 教員として何が大切か, 教えることの基本とすべきことは何かなど, 研究室のメンバー
で意見を交換し, お互いに切磋琢磨することも非常に重要です.
現在の研究室メンバー全員が教員志望というわけではありませんが,上述したことを理解した上で,研究室の活動に
参加しています。

本研究室の研究課題の整数論, とくに解析数論は, 解析と代数をほどよくブレンドしたような数学の一分野です.
そのために微分積分, 複素関数論, フーリエ解析などの解析の基礎, また線形代数や群論などの代数系の基礎
は必須です. 例えそれらの理解が十分とは言えない場合であっても, 積極的にそれらに取り組み, 吸収していく
強い意欲が必要となります.
それらをベースにした整数論の学習を通して, ワンランク上の教員を目指すことが, 本研究室の主たるテーマとなります.


使用テキスト例(最近のもの)
【修士】
*‘リーマンのゼータ関数’, 松本耕二 著 (朝倉書店)
*‘The Theory of the Riemann Zeta-Function’, E. C. Titchmarsh著 (Oxford Sci. Publ)
*‘Introduction to Cyclotomic Fields’, L. C. Washington著 (Springer)

【卒業研究】
*‘ベルヌーイ数とゼータ関数’,荒川・伊吹山・金子著 (牧野書店)
*‘数論序説’, 小野孝著 (裳華房)
*‘数論1’, 加藤・黒川・斎藤著 (岩波書店)
*‘複素解析’, スタイン他著 (日本評論社)
 
 
 (研究室メンバー)       2019.2.4.                        2019.7.23

参考リンク
                        
 東京都教員採用選考
 東京都私学中高協会
 東京都教育委員会


            


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