平成24年度前期 代数学A

時間割:木曜2限
教室:12−105

授業方針・テーマ

群論の基礎について講義する.対称性を記述する群論は分野を問わず必須の知識である.

習得できる知識・能力や授業の目的・到達目標

群論の基礎事項,具体的には以下の基本的な概念・性質・計算方法を習得する.
(1) 群の定義と例 (2) 群の作用 (3) 準同型定理 (4) 群の構造

授業計画・内容

4/12 第1回 授業の目的と概要,対称性,群の定義
4/19 第2回 部分群,生成元
4/26 第3回 巡回群,対称群・線形群の定義
レポート
5/10 第4回 対称群,線形群
5/17 第5回 群の作用,ラグランジュの定理
5/24 第6回 正規部分群,剰余群
5/31 第7回 準同型,準同型定理
6/ 7 第8回 直積,中国式剰余定理
6/14 第9回 半直積,自由群,生成元と関係式
レポート
6/28 第10回 軌道・固定点定理
7/ 5 第11回 共役類
7/12 第12回 シローの定理
7/19 第13回 交換子群,一次分数変換群
7/26 第14回 可解群,単純群
8/ 2 第15回 試験・解説

テキスト・教科書等

参考書:
「代数入門―環と加群―」堀田良之著,裳華房,1987.
「対称性からの群論入門」M.A.アームストロング著,佐藤信哉訳,シュプリンガー・ジャパン,2007.
「線形代数と正多面体」小林正典著,朝倉書店,2012

成績評価方法

期末試験60%,授業参加度・レポート40%

特記事項

数理科学コースでは必修科目と同様に重要であるから履修することが望ましい.
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