Excelの高機能性、便利さを前回の授業で学んだことと思います。今回は表にあるデータから さまざまなグラフを作成することを学びます
基本グラフの作成方法を一通り見ましょう。以下のような表を作り図を作成することにします。
タイトル行もグラフタイトルとして取り入れてくれる場合もあるが
実質データ部はA2からB14までなので(A2、B2は凡例として利用される)、その部分のみの選択をする。A1部を
わざわざ取り入込むとかえってグラフ表示がおかしくなる場合もある。
ここではグラフの種類(縦棒)、形式(左上のパターン)を選択、
場合によっては「サンプルを表示」ボタンをクリックして試しチェックを行う。
グラフの元となるデータの確認
データの範囲がsheet1のA1からB14であること(ここで$記号は無視する)、 系列は列単位で項目、データが区分けされていることを意味している。
項目軸ラベル、値のデータ範囲を確認(ここも$記号は無視する)。
タイトルと軸ラベルを必要とあれば修整、付加する。
凡例が必要なければ凡例表示チェックをはずす。
グラフの表示場所を指定。グラフをオブジェクトとしてデータのあるワークシートに置くかか独立したワークシート(Graph1)
に独立させるか選択。ここはオブジェクトとしておこう。そして「完了」をクリック。
(どこでもいいので)x軸(項目軸)にポインターを近づけよう。
右ボタンクリックしショートカットメニューを表示させて軸の書式設定をクリック。
(どこでもいいので)y軸(数値軸)にポインタを近づけよう。
そして軸の書式設定のショートカットから目盛タブを選択。ここをカスタマイズしよう。以下のような設定はどうだろうか。
また数値軸ラベル(Y軸のラベル、今は「人口百万人」となっている)を選び、右クリックで軸ラベルの書式設定...→配置 でやはり縦書きモードにしておく。
ここまででグラフは以下のように改造された。
再びどこでもいいので棒グラフのバーをクリックする。するとすべての棒が選択されるので右ボタンクリック。データ系列の書式設定を
選択しよう。
以下のようなパターンタブからバーの色、パターン(塗りつぶし効果)を選んでみよう。
ここまでで以下のような具合である。
グレーの背景色のところをプロットエリアと呼ぶ。ここにポインターを置きクリックして選択。右ボタンクリックでポップアップメニューを
出そう。そして書式設定→パターンから色、塗りつぶし効果を選ぼう。
グラフ全体をクリックして選ぶ。周囲にハンドルがつくことを確認。そしてDeleteキーを押すか あるいは右ボタンクリックしてポップアップメニューからクリアを選択。
散布図は2次元のデータ相関図をとるのに利用されるばかりでなく折れ線グラフ作成にも利用されます。以下のようなデータ
を見てください。この実験データから気圧、体積の時間変化を折れ線グラフでプロットしたいと考えます。しかし測定時間間隔
が一定ではないので単純な折れ線グラフではうまく横軸のデータを表せません。しかし不定期的に測定した気圧、体積の値を
折れ線でプロットしなければならないことも間々あります。このときは散布図を使うことになります。
まず以下のような表を作成しよう。罫線も入れて。
以下のような表が完成される。
以下のようにA2からC11までを選択。
そしてグラフ作成ウィザードでグラフの種類は「縦棒」、形式は「集合縦棒」、グラフタイトルは
「18歳人口の推移」、Y/数値軸には「万人」として以下のようにグラフを作成。
e2からe11までを選択。以下のように選択した四角のへりにマウスをポイントするとマウスの形が変化する
(十字矢印+白抜き矢印)。
変更結果は以下のようである。
同様にd2からd11まで選びグラフに追加させる。この過程はまったく上の過程と同じようにできる。高卒率は%単位、 人数は万人単位と意味が違うがここではひとまず置いておく。
そして高卒率のバーのどれでもいいからどれかをクリックする。同系列(高卒率)のすべてのバーが選択される。以下のようで
ある。
そして右ボタンクリックしてポップアップメニューのグラフの種類...を選ぶ。
種類は折れ線、形式はマーカー付き折れ線(標準)を選ぶ。そしてその折れ線をクリックして選択する。
再び右ボタンクリックでポップアップメニュー→データ系列の書式設定...から軸タブを選び、使用する軸を以下のように第2軸にする。
まったく同様な過程で大学進学率(%)のデータをグラフへ追加する。このとき自動的にグラフの種類はマーカー付き折れ線で軸は第2軸を
使うと設定されるので、データの追加のみで第2軸利用の折れ線グラフが描かれる。結果は以下のようである。
もし表示に不完全なものがあったら(項目軸の設定、折れ線グラフのマーカー、配色など)その部分をクリックして選択して右クリック、 ポップアップメニュー→それぞれの書式設定...で更なる加工を試みる。
今後レポート提出などでExcel表をWordに移しとること機会が多くなることが予想されるます。 また表やグラフ(図)をExcelで書き、解説はWordで文書にすることも多々あるでしょう。 ここで簡単Excel表、図のコピーとWordでのペーストについて確認しましょう。