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知覚・認知の視点から運動をひも解く 樋口貴広(知覚運動制御研究室)

セラピスト向け情報発信ページ

#584  国際姿勢と歩行学会(ISPGR)@エディンバラ

2019年6月30日-7月4日の日程でISPGRが開催されました。会場はスコットランドのえぃんばらです。”街並みが世界遺産”であるエディンバラは,どこを歩いても美しい年でした。

今回は修了生3名と一緒に参加しました(安田和弘氏,室井大佑氏,袴田友樹氏)。それぞれポスター発表にてこれまでの研究成果を発表しました。私自身も今回は口頭発表にてコル映写研究の成果を報告しました。英語でのスピーチにはある種の限界を感じるものの,発表のための努力でしか正しい発音は獲得できませんので,継続して挑戦していこうと改めて思いました。

学会に参加すると,この業界でのトレンドが見えていきます。ここ数回の学会では,ヴァーチャルリアリティ(VR)の利用と,姿勢動揺(perturbation)を利用した介入研究が非常に多い印象を受けます。いずれも私たちの研究でも利用している装置であり,親和性を感じるトピックです。しかし同時に,ただその研究をしているだけでは何も新規性を感じるものではないということも意味します。研究室の方向性を改めて見直す良い機会になりました。

     
     
     





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