セラピストにむけた情報発信



地域在住のシニア世代実験参加者との交流




2018年2月19日
私達の研究室では,65歳以上のシニア世代の方々を対象とした実験を行っています。ここ最近の努力が実り,大学周辺に在住されている方々が実験室に足を運んでくださる環境が整いました。地域在住の皆様に気軽に研究室にお越しいただけるために,様々な工夫をしています。

私達の研究室の強みは,大学院生の多くが理学療法士さんであり,リハビリテーションや高齢者の転倒について多様な知識を有しているということです。参加者が研究室に来訪された際には,こうしたスタッフたちとゆっくり話ができる時間を取り,普段疑問に思っていることなどについて,気軽に会話はできる環境を作っています。

実験結果がまとまった際には,その結果を集会所で説明する機会を設けています。その際,参加者個人には,歩行の知覚運動制御に関する結果の一部,ならびに歩行機能(TUG)・認知機能(MMSE)の検査結果についてもフィードバックし,個人の健康管理に役立てていただける努力をしています。

さらに,参加者の方々からのご要望に応える形で,比較的安全な形で実践できるエクササイズ(姿勢調整)について,紹介する時間も設けています。

実験を通して,大学周辺に在住されている方々との交流が密になること,そして,そうした方々の健康に寄与する情報をわずかでも発信できることを目指し,今後もこうした交流を続けていきたいと思います。

このような交流の実現にあたっては,本学総合研究推進機構の皆様のお力添えがありました。ここに記して謝意を表します。


 
 
 


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