【アーカイブ:2016年】 セラピストへ向けた情報発信
 
2016 12 19 “あがり”とファインモーターコントロール (吉江,他 2011)
2016 12 12 本紹介:「原っぱと遊園地」
2016 12 5 センスタイル研修会:高齢者の歩行
2016 11 28 日本市民安全学会研修イベント「ちよだ塾」
2016 11 21 北米神経科学会(Society for Neuroscience)
2016 11 7 講演:森ノ宮適塾研修会「知覚・認知から見た運動の制御と学習」
2016 10 31 歩きスマホが歩行に与える影響 (Licence2015)
2016 10 24 目隠した状態での隙間通過:遠方で獲得した視覚情報の有用性
(Muroi & Higuchi 2016)
2016 10 17 頭部によるダイナミック・タッチ:
Jeffrey Wagman氏との共同研究(Wagman et al. 2016)
2016 10 9 歩行者との接触を避ける行動:歩行者の視線の有無は重要か
(Dicks et al. 2016)
2016 10 3 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー機能編B
2016 9 26 運動の履歴効果:運動のプランニングに関する手から手への転移の検討
(Schutz et al. 2015)
2016 9 16 札幌医科大学 古名研究室訪問
2016 9 5 大学院特別講義
2016 8 29 Resta研修会@福岡
2016 8 21 脳卒中片麻痺者におけるTUG課題遂行中の歩行軌道
(Bonnyaud et al. 2016)
2016 8 8 樋口(研)同窓会
2016 8 2 国際心理学会でのシンポジウム
2016 7 25 接触回避行動時の脳活動:バーチャルリアリティを用いたfMRI研究
(Huang et al. 2015
2016 7 19 鹿屋体育大学での研修
2016 7 4 高齢者におけるデュアルタスク条件下の姿勢バランス回復
(Little et al. 2014)
2016 6 27 高齢者における上肢動作を用いた立位バランス回復:
デュアルタスクの影響(Westlake et al. 2016)
2016 6 20 理学療法士講習会【基礎編・理論】@徳島
2016 6 13 バーチャルリアリティを利用したバランス評価とリハビリテーション
(Morel et al. 2015)
2016 6 6 高齢者における歩行中の視線行動:システマティックレビュー
(Uiga et al. 2015)
2016 5 31 消防士のアフォーダンス知覚(Petrucci et al. 2016)
2016 5 23 歩行中のバランス維持が難しい状況での隙間通過行動
(Hackney et al. 2015)
2016 5 16 障害物のまたぎ動作:接触経験がその後のまたぎ動作に及ぼす影響
(Rhea et al. 2011)
2016 5 6 段差を降りる動作の制御:下方周辺視野の関与(Buckley et al. 2011)
2016 4 25 パーキンソン病患者の方向転換時にみられる‘すくみ足’:
バーチャルリアリティ課題を用いた脳活動測定(Gilat et al. 2015)
2016 4 18 講演報告「姿勢と歩行:協調からひも解く」
(東京リハビリテーションサービス会社主催)
2016 4 11 2016年度の研究室体制
2016 4 4 先を見越した動作計画の発達:システマティックレビュー
(Wunsch et al. 2013)
2016 3 29 子どもにおける先を見越した上肢動作の運動企画:
他の霊長類との違いに着目して(Wunsch et al. 2015)
2016 3 22 メンタルローテーションを素早くする2つの認知的プロセス
(Provost et al. 2013
2016 3 14 パーキンソン病患者のすくみ足:床への縞模様の効果に関する
2つの説明の検討(Beck et al. 2015)
2016 3 7 第4回生態心理学とリハビリテーションの融合研究会
2016 2 29 今中國泰教授 定年退職記念行事
2016 2 22 ヘルスプロモーションサイエンス学域のHPリニューアル
2016 2 15 講演:樋口貴広×建内宏重「姿勢と歩行:協調からひも解く」
(第2回@京都大学)
2016 2 9 生活用具のグラスピング動作にプライミング効果は見られるか?
(Roche et al. 2015
2016 2 2 手刺激のメンタルローテーション:6-8歳児に見られる強い身体性干渉の意味(Sekiyama et al. 2014)
2016 1 26 講演「状況判断の心理学」(football groove 2)
2016 1 19 メンタルローテーションにおける”回転のない状態”は
何を基準にしている?(Bock et al. 2015)
2016 1 12 パーキンソン病患者の不安症状と歩行(Ehgoetz Martens et al. 2015)

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.