【アーカイブ:2015年】 セラピストへ向けた情報発信
 
2015 12 26 今年もお世話になりました
2015 12 21 パーキンソン病患者の隙間通過行動:2つの検討
(Silveira et al 2015)
2015 12 14 県立広島大学訪問
2015 12 7 DMM研修会プロフェッショナル講習会 「姿勢と歩行」
2015 11 30 先を見越した上肢動作の運動計画:高齢者の場合(Wunsch et al. 2015)
2015 11 24 高齢バスケット選手のフリースロースキルと“Quiet eye”
(Fischer et al. 2015)
2015 11 16 本紹介「だいじょうぶ?子どもの目」
2015 11 6 たった一日の手の拘束でも身体表象は可塑的に変容する?
(Meugnot et al. 2014)
2015 11 2 脳卒中片麻痺患者の上肢動作訓練:音を利用したフィードバック効果
(Chen et al. 2015)
2015 10 26 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー
2015 10 19 身体近傍空間は歩行中に拡大する?(Noel et al. 2015)
2015 10 13 快適歩行速度:ステッピング課題で測定することの意義(Peper et al. 2015)
2015 10 5 知覚運動制御研究室ワークショップ
樋口貴広・建内宏重「姿勢と歩行:協調からひも解く」
2015 9 28 認知作業療法研究会第2回学術集会
2015 9 14 脳性まひ児における姿勢保持のための感覚情報の利用:システマティックレビュー(Pavao et al. 2015)
2015 9 7 脳性まひ児の行為プランニング能力はリハビリテーションにより向上するか?(Craje et al. 2010)
2015 8 29 第7回スポーツ視覚研究会
2015 8 22 高齢者の歩行能力と転倒:快適歩行速度が高すぎても危険?
(Quach et al. 2011)
2015 8 17 脳性麻痺児の上肢動作:“障害”ではなく“適応”?
(Figueiredo et al. 2015)
2015 8 6 教授昇任パーティー
2015 8 3 樋口研究室見学イベント((社)計測自動制御学会VR工学部会)
2015 7 27 講演@徳島(平成27年度理学療法士講習会,基本編理論)
2015 7 21 第18回国際生態心理学会@ミネソタ大学
2015 7 10 バランスを崩した際のステップ方略:その認知的負荷(Patel et al. 2015)
2015 7 6 本紹介「語りかける身体:看護ケアの現象学」
2015 6 29 【緊急講演企画のお知らせ】
樋口貴広×建内宏重 「姿勢と歩行:協調からひも解く」
2015 6 22 階段よりもエスカレーターを利用しがちな人は,階段の傾斜が急に見えている?(Eves et al. 2014)
2015 6 15 狭い間口の通過時に生じるすくみ足の症状改善に向けた介入事例
(奥埜ほか,2014)
2015 6 7 日本理学療法学会第50回大会_大会記念オープニングシンポジウム
2015 6 1 札幌医科大学・古名丈人研究室の訪問
2015 5 25 立位姿勢バランスの良し悪しが立位時の視覚判断に影響を与える:
覚醒水準の効果?(Geuss et al. 2010)
2015 5 18 本を出版します(「姿勢と歩行_協調からひも解く」)
2015 5 11 本紹介「地域高齢者のための転倒予防」
2015 4 27 Learning from falling: 乳幼児の場合(Joh et al. 2006)
2015 4 20 初めて手動車いすを利用した人の“車両感覚”:追試的研究
(Rodrigues et al. 2014
2015 4 13 樋口研究室,2015年度の体制
2015 4 5 Journal of Motor Behavior特集
“Neural Enhancement for Independent Living”
2015 4 1 教授就任のご挨拶
2015 3 24 2人の修了
2015 3 16 第13回姿勢と歩行研究会
2015 3 9 パーキンソン病患者のデュアルタスク歩行能力を高めるための介入プログラム:パイロット研究(Yogec-Seligman et al. 2012)
2015 3 2 第6回Human Movement研究会@昭和大学
2015 2 23 手にモノを持つことのデュアルタスク性:バランス回復のための
把持動作の遅れ(Van Ooteghem 2013)
2015 2 13 エクササイズによってデュアルタスク条件下でのバランス能力は高まるか?システマティックレビュー(Gobbo et al. 2014)
2015 2 9 高齢者における“posture-second strategy?”:
バーチャルリアリティを用いた歩行課題での検討(Schaefer et al. 2015)
2015 2 2 視線の安定は立位時における素早いステップ方略の実行に寄与する
(Diehl et al. 2013)
2015 1 26 高齢者の健康のための携帯電話使用:レビュー(Joe et al. 2013)
2015 1 16 高齢者におけるメンタルローテーション能力とバランス能力の関連性
(Jansen et al. 2013)
2015 1 13 周辺視野に基づく上肢のリーチング動作:立位バランス回復時の検討
(King et al. 2010)
2015 1 5 静止立位課題で日常生活の立位バランス能力を評価できるか?
:注意の観点から(Mitra 2013)

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.