【アーカイブ:2010年】 セラピストへ向けた情報発信

2010.12. 27 今年もお世話になりました
2010.12. 20 通り抜けられる隙間の知覚判断:経験に基づく判断精度の向上
Franchak et al. in press
2010.12. 13 高齢者の転倒リスク評価に関するレビュー論文
Persad et al. 2010
2010.12. 6 下肢切断患者のメンタルローテーション:Curtze et al. 2010
2010.11. 29 学会報告:日本スポーツ心理学会 vol2:運動学習理論の実践応用
2010.11. 22 学会報告:日本スポーツ心理学会 vol1
2010.11. 16 学会報告:四国理学療法学会
2010.11. 9 痛みの発生機序となる脳内の知覚運動ループの破たん:
住谷昌彦氏の発想
2010.11. 2 歩行時に見られる左無視症状:小児患者のケーススタディ
Grossi et al. 2001
2010.10.27 パーキンソン病患者における歩行中のすくみ足:知覚的要因
Almeida et al. 2010
2010.10. 21 報告:畿央大学ニューロリハビリテーション秋季セミナー
2010.10.15 左無視患者における空間移動軌道の左右逸脱:歩行と車いすの違い
-Turton et al. 2009
2010.10. 8 半測空間無視患者の車いす移動:隙間通過に学ぶ空間認知特性
Punt et al. 2008
2010.10. 1 半側空間無視患者における主観的な正中方向の偏位:
姿勢の影響- Saj et al. 2010
2010. 9. 24 研修会報告:身体運動学セミナーⅡ@福岡
2010. 9. 10 2週間更新をお休みします.
2010. 9. 10 アメフト選手に学ぶ,実環境における運動評価の重要性
(Higuchi et al. in press)
2010. 9. 7 研修会報告:脳卒中フォーラム
2010. 8. 31 報告:オープンユニバーシティ知覚認知講座<発展偏>
2010. 8. 24 研修会報告:埼玉県理学療法士会教育局研修会
2010. 8. 14 脳性まひ児の上肢動作:視線,頭部,体幹との協調性
-Saavedra et al. 2009
2010. 8. 9 即時的な障害物の迂回:高齢者と若齢者の違い
-Paquette et al. 2010
2010. 8. 3 研修会報告:Plasticita特別講習会@北九州
2010. 7. 26 本紹介:注意と運動学習(2)
2010. 7. 19 本紹介:注意と運動学習(1)
2010. 7. 12 手元にある道具の距離感覚:つかみやすさの影響
-Linkenauger et al. 2009
2010. 7. 6 日本カイロプラクティック徒手医学会関東支部勉強会報告
2010. 6. 30 転倒リスクの高い高齢者は歩行中の側方への着地が苦手
-Chapman et al. 2010
2010. 6. 28 研修会報告:「歩行フォーラム」 (主催,senstyle)
2010. 6. 21 本年度の研究室スタッフ
2010. 6. 14 高齢者が抱えるつまずき後の動作修正の問題:レビュー
(van Die
en et al. 2005)
2010. 6. 7 歩行版Trail-Making-Test (Alexander et al. 2005) 
(Special Thanks to 山田実氏)
2010. 5. 31 理学療法学会お疲れ様でした
2010. 5. 27 高齢者が抱える障害物のまたぎ動作の問題:レビュー
(Galna et al. 2009)
2010. 5. 21 高齢者の指タッピング能力:Aoki et al. 2010
2010. 5. 18 【号外】福島智氏の関連本(ゆびさきの宇宙)
2010. 5. 17 本紹介「生きるって人とつながることだ!」
2010. 5. 10 参加報告:運動学習研究会@大阪体育大学
2010. 5. 6 ニューロリハビリテーションの最前線
(雑誌「BRAIN and NERVE-神経研究の進歩」特集)
2010. 4. 26 立位姿勢のフィードバック制御:Peterka et al. 2004
2010. 4. 19 2人が通り抜けるのに必要なスペースの知覚判断:Chang et al. 2009
2010. 4. 12 皮膚感覚に迷い込んだウサギが身体外に飛び出す?
-Miyazaki et al 2010
2010. 4. 5 急激な視環境の変化に対する高齢者の適応能力(3)
2010. 3.30 急激な視環境の変化に対する高齢者の適応能力(2)
2010. 3.25 急激な視環境の変化に対する高齢者の適応能力(1)
2010. 3 17 長崎浩先生を囲む研究会
2010. 3 12 本紹介「つながる脳」
2010. 3 1 本紹介「人の気持ちがわかる脳」
2010 2. 24 移動行動中の方向転換の際に必要な視線の先行動作
-スノーボードと歩行の共通性
2010. 2 18 充実した大学授業を目指す取組み(FDセミナー)
2010. 2 15 セミナー報告「感覚、知覚、運動、行動における非意識的過程」
2010. 2 9 【号外】 身体運動学セミナー@福岡
2010. 2 8 身体運動学セミナー@福岡
2010 2. 2 注意の内的・外的焦点化と運動パフォーマンス・運動学習の関係について思うこと
2010 .1.29 運動学習における教示法の考え方(雑誌「理学療法」)
2010 .1.25 東京都保健福祉局・リハビリテーション研修
2010 .1.22 立位中の足底位置感覚にみられる歪み(Kobayashi et al. 2009)
2010. 1. 15 他者への接触によって高齢者の姿勢動揺は減少する
(Johannsen et al 2009)
2010. 1.12 下肢と腕の同時使用による筋出力低下-注意の関与
(Takebayashi et al. 2009)
2010 .1. 7 道に迷ってさまよい歩くときの方向感覚(Souman et al. 2009)

 
  本ページの趣旨


ここ最近,理学療法士や作業療法士など,いわゆるセラピストの方々と交流する機会が増えてきました.その背景の1つには,現在の私自身の研究テーマであるロコモーションの問題が,臨床の問題と直結するということがあります.しかしながら,それ以上に大きな要因は,近年のリハビリテーション領域において,運動イメージやアフォーダンスなど,研究領域で扱われている問題を臨床の現場に活かそうという気運が高まっていることにあります.その結果,若い方々を中心とした数多くのセラピストが,熱心に最先端の研究知見に耳を傾け,現場への効果的な応用方法を模索しています.

私自身,これまでセラピストを対象とした論文や教育講演のなかで,臨床場面において有益と思われる情報を提供するよう努力してきました.しかし,論文では執筆内容に一定の制限があることや,執筆から刊行まで長時間を要するといった問題がありました.また講演の場合,多様な資料やデモンストレーションを用いた情報提供が可能であるものの,参加者以外の利益にはならないというデメリットがありました.

このWebページは,主に2つの目的を持って開設しました.
  • セラピストにとって役に立つと思われる情報を即時的に発信する
  • 私自身が出会った素晴らしいセラピストの方々を紹介する

興味深い論文や新しい理論の紹介,学会や研究会における情報収集を中心に,様々な話題を取り扱う予定です.