教員・事務スタッフ紹介

高大連携室では大学院生スタッフ以外に、室長をはじめとする5名の教員スタッフと2名の事務スタッフで活動しています。各スタッフからメッセージをお伝えします。

  • 河西 奈保子

    室長

    河西 奈保子

    大学教育センター 教授

    Profile

    都立高校では水泳部に所属、大学では工学部で応用化学を専攻、企業で20年ほど研究をしたあと2017年に都立大学へ。リケジョ支援にも積極的に関わる。1女(大学生)1男(小学生)の4人家族。最近の趣味は健康のための家族とのジョギング・サイクリング。

    大学進学を考える高校生・受験生の方へ

    新型コロナ感染拡大のように、答えがすぐに見つけられない課題が社会にはたくさんあります。そして少子高齢化、人工知能、長引く景気低迷、全体主義への危惧など、社会は大きく変化していて、課題はとても増えています。大学は、自分の興味ある分野の学問を深め研究したり、自分の関心を広げたりすることを通して、社会が直面する課題に取り組む力を養うところです。

    先を予測するのが難しい時代を生きていくためには、自分で考えて自分のやりたいことを選ぶこと、失敗を恐れずに挑戦することが大事です。また、このような時代に、高校生が将来の目標を決めることはとても難しいことです。今は、大学に入って深めてみたいこと、興味関心のある分野を見つけてください。大学で好きな科目を勉強していくうちに次第にやりたいことが見えてきます。大学入学はゴールではありません。皆さんが、希望に満ちた将来に歩みだす一歩を応援しています。

    保護者・高校教員の皆さま

    2018年度に前任の松浦克美教授から引き継ぎ第2代高大連携室長となりました。前職の企業の研究所では、世の中の変化と、それに伴って必要とされる技術や知識が変化していることを目の当たりにしてきました。そして、カナダ,中国,アメリカ,フランスなどからの学生と研究をする中で、日本人学生は、知識はあり優秀で真面目なのに、独自の発想が少なく指示を待つことが多く、危惧をおぼえていました。

    変化する社会を生きていくために、高校生に必要なのは、大学受験を突破するためだけの詰込み型の勉強ではなく、幅広い興味と関心、授業で習った知識を活用すること、目標を目指して一緒に頑張れる仲間、そして「やればできる」という自己効力感です。

    高大連携室では、高校生に適切な支援やプログラムを提供することにより、高校での学びが大学での学びと連続性を持つこと、高校で必要な力を育むことが大切であることを理解していただくよう活動しています。

  • 玉川 英則

    副室長

    玉川 英則

    東京都立大学 名誉教授

    Profile

    高校までは田舎育ち。大学では都市工学を専攻。以降、都市を数理的なモデルでとらえる「都市解析」という分野の研究を進めてきました(「都市解析ブレークダウン」で検索してみて下さい)。趣味は音楽全般。特に昭和歌謡曲と、19世紀後半から20世紀前半のクラシックが好みです。

    大学を目指される皆さまへ

    高大連携室は、高校と大学を結ぶ架け橋のような存在。2023年7月の着任早々、その業務の多様性と大学院生をはじめとするスタッフの精力的な活躍に驚きました。

    実は、「高校と大学の間に、ギャップがあってもいいじゃないか!」というのが私の持論です。しかし、入学はしたものの、その後の学習や生活に悩む学生さんも少なくない現状では、高校での学習からの連続性や、大学選びの適切なプロセスを伝えることも重要であると感じています。

    また、混迷の時代の中、まるで、迷いなく目前の仕事を処理すること、すぐに解答を出すこと、考え込むことなく突き進むことが「良きこと」であるかのように語られる風潮がありますが、停滞が感じられる今こそ、物事を深く「考える」ことが大切。私はそのように思います。

    大学が、皆さんに、じっくり「考える」時間を提供する場となるために、また、高校時代がそれ自体かけがえのない時間であるとともにその後への大切なステップになるために、高大連携室の一員として、高校と大学の仲を取り持つ架け橋でありたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

  • 浅利 みなと

    特任助教

    浅利 みなと

    東京都立大学

    Profile

    出身高校は都立小金井北高校です。2012年に首都大学東京(現東京都立大学)の人文・社会系(現人文社会学部)に入学し、そのまま首都大学東京大学院人文科学研究科に進学、2023年3月に単位取得満期退学しました。高大連携室には2021年度から大学院生スタッフとして勤務しています。専門は言語哲学と生物学の哲学です。最近は、人間のコミュニケーションを分析するための有益な概念を抽出することを目標に、動物のコミュニケーションについて研究しています。

    新人スタッフからご来校の皆さまへ

    大学院生や大学教員というと、昔から成績優秀で勉強が得意な人というイメージを持ちませんか?私は高校2年生まで勉強もほとんどしておらず、成績も学年で下から1/3くらいでしたし、高校2年生のときに受けたセンター試験の同日模試は全教科偏差値30台でした。毎日モンスターハンターをやったり、放課後に友達と都内を徘徊したりして過ごしていたので当然といえば当然です。

    そんな私ですが、高校生ながらとにかく大学で勉強をするのはかっこいいことだという憧れがあったので、高校3年生のときは猛勉強して都立大‘(当時首都大)に入学しました。そこから、多くの友人や教員に恵まれ、サークル活動も満喫しながら大学で学問を修めることに目覚め、今日に至ります。

     大学教育と大学での出会いは人生を大きく好転させる可能性があります。ただし、好転させるためには自分から行動する強い意志が必要です。大学入学はゴールではありません。偏差値や大学の名前だけで大学選びをするのではなく、自分の興味関心や将来の目標とよく向き合って、先を見据えた選択をしましょう。そのためにお手伝いでことがあれば、いつでも都立大の高大連携室までお問い合わせください。都立大で学生生活を送っているスタッフがみなさんの進路選択をサポートします。

  • 板倉 孝信

    連携教員

    板倉 孝信

    東京都立大学 大学教育センター 准教授

    Profile

    神奈川県に生まれ、地元の小田原高校を卒業後、早稲田大学政治経済学部・大学院政治学研究科に進学しました。大学・大学院で西洋政治史(近代イギリス政治財政史)を専攻し、博士(政治学)の学位を取得しています。早稲田大学助手、新潟大学特任助教を経て、2021年度から東京都立大学の大学教育センター准教授になりました。趣味は読書・ドラマ鑑賞・ネットサーフィン・スイミングで、特技はカラオケ(レパートリー2000曲程度)です。

    新人スタッフからご来校の皆さまへ

    高大連携室には、サポーターとして参加させていただいています。新潟大学で3年間ほど高大接続事業に参加していた経験を活かして、少しでもお役に立てればと思っています。

    今から20年ほど前、私が大学2年生の頃、ゼミ選考の面接で生涯の師匠となる指導教員と初めて出会いました。その際に、中学・高校での「勉強」と大学・大学院での「学問」の違いを痛感して、大きな衝撃を受けました。師匠は膨大な知識から必要な情報を瞬時に選択し、適切に加工した上で議論に活用する能力を持っていました。単に多くの知識を詰め込むのではなく、「使える形で整理した上で蓄積すること」が重要であると悟りました。

     私が高大接続・連携の必要性を認識した最初のきっかけは、このような師匠との出会いだったように思います。当時バイトで塾講師をしていた私は、早速高校生にこのエッセンスを伝え、受験勉強に活かしてもらいました。その結果、多くの受験生が志望校に合格しただけでなく、その後もスムーズに大学になじめたと伺っています。今後も大学教員の立場から、探究学習の支援等を通じて、発信を前提とした受信の重要性を伝えたいと思います。

  • 事務スタッフ

    早瀬 典子

    高校生・保護者の皆さまへ

    娘二人が社会人となった今、大学・学部選択、受験、大学生活、就活など、振り返ると、「本人といっぱい話したなぁ、いっしょに悩んだなぁ」と、いろいろと思いだされます。

    高大連携室を訪問される受験生、保護者の方々の少しでも助けになればと思い、日々、みなさまをお迎えしております。

    どうぞ気軽にお越しいただき、なんでもご質問ください。お待ちしております。

  • 事務スタッフ

    斎藤 直子

    高校生・保護者の皆さまへ

    高大連携室では、高校生の皆様が大学に入られてからの学びが充実したものとなるように、様々な活動をしております。

    キャンパス見学の皆様をお迎えする際は、なるべくひとつでも多く都立大のことを知って頂けるようにと心掛けております。

    緑豊かなキャンパスで、四季それぞれの風景も楽しんで頂けるかと思います。ご来校をお待ちしております。

  • 過去に在籍された先生方

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