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 首都大学東京 アジア高度研究

留学生のための国内施設見学ツアーHEADLINE

第5回 土木研究所・国土技術政策総合研究所 見学ツアー 2014.7.2開催

場所: 茨城県つくば市南原1-6 独立行政法人 土木研究所
    茨城県つくば市旭1   国土交通省 国土技術政策総合研究所

 第5回となる見学ツアーは、世界有数の研究学園都市である茨城県つくば市(独)を訪れ、本研究に深く関わる研究機関である、(独)土木研究所および国土交通省国土技術政策総合研究所を訪問しました。両研究所は同敷地内にあり、互いに深く関わる施設です。
 まず、日本において土木技術全般の基盤となる汎用的な技術に関する研究開発の中心となる土木研究所では、構造物実験施設と構造力学実験施設、舗装走行実験場を訪問。複雑な構造物の挙動実験が可能な世界最大の万能試験機「30MN大型構造部材万能試験機」や、輪荷重走行時の道路橋床版の破壊メカニズムを解明し、新しいタイプの床版や各種補強工法の効果を評価する「輪荷重走行試験機」、さらに自動運転車両で耐久性評価を行う「舗装走行実験施設」を見学しました。
 住宅・社会資本分野において日本で唯一の研究機関である国土技術政策総合研究所では、道路の構造と走行性に関する実験や、道路施設やITSに関する実験などが行われている「試験走路」と、道路橋の維持管理基準の検討、設計や施工の技術基準の検討のため、実際に使われていた橋の一部を保管する「撤去部材保管施設」を見学しました。
 日本の高い土木技術を生み出す高度な研究施設で、実際にその施設に携わる研究者の皆さまから直接ご説明を受けることのできた、大変貴重な経験でした。