ホーム 研究概要 研究組織 研究活動 研究成果 ニュースレター 研究概要 領域代表者：上田和夫（東京大学物性研究所・教授） 領域名にある「重い」という言葉は、電子の有効質量の増大を意味しますが、その原因としてこれまで、電子間相互作用が注目され、f電子の遍歴（近藤効果）と局在（RKKY相互作用）の拮抗に基づく理解が進んできました。しかし、近年続々と発見される新しい超伝導や磁性現象を理解するには、遍歴・局在の対立という二元論的な描像は不十分であり、電荷とスピンに軌道や格子の自由度も絡んだ多自由度性が重要となります。本研究領域では、遍歴・局在という伝統的な横糸と多自由度性という新たな縦糸が織りなす系を舞台に、重い電子形成の直接観測、非調和格子振動による新奇物性の理解、新超伝導相や新多極子相の探索と理解、磁性と超伝導の新概念創出を目指し、重い電子系研究の展開を図ります。 研究についての詳細（領域計画書より） 新学術領域の選定について（速報）（文部科学省HPへ）

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