活動報告

品川女子学院高等部「数学を面白くなる講座」

担当教員:福田公子(生命)

概要

実施日時:2013 年6月13 日(木) 16:00-17:30
実施場所:品川女子学院
参加者数:高校1年生42名
ティーチングアシスタント:物理・博士前期1年2名
             博士前期2年1名
             博士後期2年1名
             分子物質化学・博士前期2年1名
             生命科学・博士前期1年1名

【プログラム】
(1) 発表:みんなの周りでこんなに役立っている数学
・スポーツと数学
・音楽と数学
・雪の結晶の数学
(2) グループディスカッション:大学院生の研究紹介と数学の勉強へのアドバイス
(3) 首都大学東京での別の講座の紹介、アンケート記入
(4) おすすめの本の紹介を配った。

事前準備

雙葉中学校・高等学校で行った発表内容に、今回新たに加わったティーチングアシスタントによる新たなテーマを加えて講座を行いました。グループディスカッションでは生徒を3つのグループに分けて、担当のティーチングアシスタントが自身の研究と数学の勉強法に関する話題を提供して進めました。

講座の様子と感想

参加した生徒は、理系志望、文系志望、未決定が同数くらいでした。どちらかというと、数学よりも理科の方が好きな生徒が多かったです。講座を受けた後での数学に対する印象は「面白くなった」と30人以上が答えています。自由記述のコメント欄では、「数学がこんな風に使われているとは」という驚きや、「式がわからなくても、内容が面白かったので、数学を頑張ろうと思った」などと、肯定的な内容が多く見受けられました。また、少数ですが「難しくてよくわからなかった」という意見も寄せられました。

今回も、雙葉中学校・高等学校で行った時のようにティーチングアシスタントのみが発表し、ディスカッションを行いました。発表2回目のティーチングアシスタントも多かったので、落ち着いて発表が出来ていて、生徒と活発に対話しながら行えました。今回は、雙葉中学校・高等学校の時よりも時間が短かったため、グループディスカッションでの話題は、大学院生の生活や研究に絞り、数学に関しては勉強方法などにとどめました。グループディスカッションでは、ティーチングアシスタントを男女で組み合わせ、女子のティーチングアシスタントが中心に行うやり方で進めました。

数学の先生からは、「具体的な例を言っているうちはいいのだが、公式とか、抽象的な事柄になると、一気に数学苦手感が出るようで、何人かの生徒から『難しすぎる』という意見があった」と伝えられました。1回限りのイベントとしては成功であったと思いますが、講座で数学を少しでもおもしろいと思ってもらえるだけでなく、高校とどのように連携して生徒に刺激を与え続けられるのかが今後の課題になると考えられます。

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