---P4 <交流プログラム『高尾山遠足』>  2023年5月6日(土)に学生支援スタッフと共に、高尾山に行ってきました。 コロナ禍でなかなか学外でこうした活動ができていませんでしたが、当日はOBも交えて、登山をすることができました。 今回は、学生支援スタッフ間での交流もそうですが、『コミュニケーション』をテーマに行いました。  登山中は、ろう学生と共に登山で使う手話を勉強しつつ登りました。 今年度入学した1年生も含め、声でのコミュニケーションをしない時間を作ってみたり、ヒントを出しつつ、この手話表現はどのようにやるの?といったことについて勉強をしたりしながらの登山は、学生支援スタッフにとって改めてコミュニケーションについて勉強をする機会になったことと思います。  このほかにも、運動機能障がいのある方と登山をする際にどのようなことに留意する必要があるのか、視覚障がいのある人と登る時にはどうなのだろう、といった話をしながら登山をすることで、教室から外に出た、生活の中での『障がい』とは何かを意識することができたのではないかと思います。  今後も、街や山をキャンパスにしたこのような取り組みを通し、実際の生活における『障がい』とは何かといったことについて学びを深化させられるような機会を増やしていけたらと思っております。ご関心のある方は是非ご一報ください。一緒におでかけしましょう。 (益子) ☆写真①☆手話で話しながら歩く学生支援スタッフたち ☆写真②☆高尾山の薬王院 山門前にて集合写真 ----------- <よるダイバー>  気軽な雰囲気でダイバーシティについて学び合うミニレクチャー『よるダイバー』。 2023年度前期は、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催しました。 男女共同参画、障がい、セクシュアル・マイノリティ、文化的多様性をテーマとして、基礎知識や時事的な話題についての講義や、それぞれのテーマに関するディスカッションなどを行いました。 今回も、職員やプレミアム・カレッジ受講生の参加があったほか、外部の一般の方からも参加があり、これまで以上に多様な背景を持った参加者が集う場となりました。  最終回には『ダイバーシティ・ビブリオバトル』として、希望者がダイバーシティをテーマにした『推しコンテンツ』を紹介するイベントを開催しました。 本来は書籍を紹介するビブリオバトルですが、そこは多様性を重んじるダイバーシティ推進のこと、書籍以外にも、オンラインマンガやマーベル映画など、それぞれの考えるダイバーシティを表現したコンテンツが紹介される時間となりました。  参加者からは、『1つの事例でも人によって全然意見が違うことがあったのが面白かった』 『さまざまな人の考え方を知れたと共に、自分の理解を深める良い機会になった』などの感想が寄せられました。 よるダイバーは、もちろん後期も開催を予定しています。気になったみなさまのご参加をお待ちしています。 (藤山) よるダイバー2023・前期 コンテンツ 5月 12日 ダイバーシティ推進室の概要と本取組/講師:益子徹 5月 19日 障がいに関する認識の変遷と理解/講師:益子徹 5月 26日 『レディースデー』は『男性差別』?/講師:藤山新 6月 2日 障がい福祉の現在地/講師:益子徹 6月 9日 『文化的多様性』をめぐって/講師:藤山新 6月 23日 『公平』ってなんだろう?/講師:益子徹 6月 30日 セクシュアル・マイノリティの基礎知識/講師:藤山新 7月 7日 改めて、ダイバーシティとは/進行:藤山新 ----------- <大学説明会【南大沢キャンパス】>  2023年7月17日(月・祝)、8月12日(土)に開催された東京都立大学の大学説明会において、ダイバーシティ推進室の事業紹介を行いました。  『障がいのある学生支援』ゾーンでは、聴覚障がい、視覚障がい、肢体不自由などの障がいに応じた支援の内容や、学生支援スタッフの活動などをまとめたポスターなどの展示・解説を、学生支援スタッフが中心となって行いました。  また、『セクシュアル・マイノリティの理解』ゾーンでは、基礎知識や本学における取組内容をまとめたポスターを、『理系女子のキャリアパス』ゾーンでは、進路選択のための情報提供の一つとして、本学の理工系学部・研究科の女子学生の就職状況をまとめたポスターを展示・解説したほか、関連資料の展示や配布を行いました。  お昼の時間帯には、フロア中央のスペースで学生支援スタッフによるトークイベントを開催しました。学生支援スタッフに参加したきっかけや実際に活動してみての感想のほか、都立大学を志望した理由や受験勉強の方法、入学後の日々の学生生活の様子など、特に受験を考えている高校生にとって身近な話題を織り交ぜながら、30分のトークを繰り広げました。  例年以上の酷暑の中の開催となりましたが、学生支援スタッフが積極的に来場者とコミュニケーションをとる姿が目立ち、来場した高校生にとっては身近なロールモデルとしての学生と触れ合う、良い機会となったことがうかがえました。 (藤山) ☆写真①☆展示会場の様子 ☆写真②☆トークイベントの様子 ☆画像☆大学説明会のポスター ----------- <編集後記> 今年度のDIVERSITY WEEKは、『表現』×ダイバーシティをテーマに、様々なジャンルからお話しをうかがうことができました。 作品が発するメッセージを誰もが心地よく受け取れることは大切なことです。 そしてその表現の向こう側にあるものを知ることで、世界や価値観が広がった貴重な体験でした。 (兼子) ☆写真☆ポスター前にて、講師のトミヤマ氏と当室職員との記念写真 ----------- <発行> 東京都立大学 ダイバーシティ推進室 〒192-0397東京都八王子市南大沢1-1 図書館本館1階 電話:042-677-1337(直通)/内線2571 E-Mail:diverwww@tmu.ac.jp URL:https://diversity.fpark.tmu.ac.jp/ 発行日:2023年8月31日 ☆二次元コード=ダイバーシティ推進室HP☆