---P1 (東京都立大学ロゴマーク) 東京都立大学 ダイバーシティ推進室 ダイバーシティ通信  Newsletter No.35 ☆表紙写真=ダイバーシティウィーク2023 文化的多様性講演会、作品展示☆ ------- <Contents> P1 『DIVERSITY WEEK 2023』開催報告 表現×ダイバーシティ P2 文化的多様性講演会『私たちが正しい場所に、花は咲かない』 セクシュアル・マイノリティ勉強会『誰もが心地よく利用できる小学校のトイレのデザインを考える』 第1回バリアフリー講習会『手とアートで伝えるエトセトラ』 P3 映画上映会&感想シェア/ワークショップ『手でふれてみる世界』 支援活動報告会『バリアフリーチェック報告(南大沢キャンパス理系エリア)』 男女共同参画講演会『マンガは学びに満ちている!~マンガをジェンダーの視点で読んでみると~』 P4 交流プログラム『高尾山遠足』 よるダイバー 大学説明会【南大沢キャンパス】 -------- 『DIVERSITY WEEK 2023』開催報告 <表現×ダイバーシティ>   2023年6月5日(月)から9日(金)までの5日間、『ダイバーシティウィーク2023』を開催しました。このイベントは、『男女共同参画の推進』『障がいのある構成員の支援』『多様性を踏まえた構成員支援』という、ダイバーシティ推進室の3つの取組を広く知 ってもらうことを目指し、2021年度から始まったものです。  3回目となる今年度は『表現×ダイバーシティ』をテーマとし、写真やマンガ、絵画など『表現すること』という観点から、ダイバーシティに関する講演会や映画の上映会などを、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施しました。 会場となったTMUギャラリーでは、ニュースレターやセクシュアル・マイノリティの対応ガイドラインなど、ダイバーシティ推進室の発行物を配布したほか、障がいのある構成員支援の取組や、それに関する学生支援スタッフの活動の様子など、ダイバーシティ推進室の取組を紹介するポスターの展示、所蔵する関連書籍の紹介なども行いました。  今年度のダイバーシティウィークでは、前回に引き続き、バリアフリーチェック報告会において、ダイバーシティ推進室の学生支援スタッフが中心になって発表を行ったほか、セクシュアル・マイノリティ勉強会においても、卒業研究の成果と現在取り組んでいる研究について、本学の大学院生に発表していただきました。このように、学生が情報提供や発表を行う場面がこれまでよりも多くなったことは、今年度のイベントの特徴の一つであるとともに、教員・職員・学生が一体となって活動しているダイバーシティ推進室の特徴を体現していると言えるでしょう。ゆくゆくは、学生からの提案型企画なども実施できることを期待しています。  授業内で学生にイベントをご紹介いただくなど、先生方のご協力もあり、最終的には5日間のイベント全体で、教員、職員、学生、学外者などをあわせ過去最多の、のべ136名の参加を得ることができました。なかには、講演会にゼミ全体で参加したり、教員が大学院生と共に参加したりと、各イベントを授業や教育活動に利用される先生もいらっしゃいました。ダイバーシティウィークに限らず、ダイバーシティ推進室が行うイベントで、こうした参加の仕方がより広まってくれると嬉しく思います。  今後のイベントに関して、参加者の皆様からは、『音楽やファッションなど、また他の角度からの『表現×ダイバーシティ』についても聞いてみたい』といった意見のほか、『障がいのある人に対するスティグマ』『大学院(特に博士後期課程)を修了した女性のキャリアの築き方』『発達障がいのある学生の大学における支援』『ジェンダーに関する話題』は引き続き取り上げて欲しいなど、様々な要望も寄せられました。 今後も、ダイバーシティ推進室の活動にご注目ください。 (藤山) ☆画像☆ポスター ☆写真①☆学生支援スタッフによる情報支援の様子 ☆写真②☆講演の様子